オトメン(乙男)(2)
- 作者: 菅野文
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: コミック
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この手の花ゆめ系漫画でいつも怖いのは設定先行で突っ走ってて、物語が徐々に失速して行く事。
特に花ゆめはちょっとそれはどうだろう……という展開になっても打ち切られない場合が多いのですよね。
キャラはそれなりに濃いのが数人出て来ているのですが主人公のアクの強さに匹敵するタイプではないです。
ヒロインがやや型破りなのでまだ少し崩れても彼女が立て直してくれてますが、主人公にここらでもう一つキャラクター性を加味するか、
物語自体の落としどころを煮詰めて行った方が綺麗に終われるような気がします。
確かに面白いんですがこの手の設定先行タイプの漫画は長くやればやる程マンネリに陥りがちになる事が多いので……。
次巻でそういう翳りを吹っ飛ばす展開を持って来てくれる事を期待したいです。