プリンセス・プリンセス+

プリンセス・プリンセス+ (ウィングス・コミックス)

プリンセス・プリンセス+ (ウィングス・コミックス)

あー………ごめん、パス。
やっぱりこの方は設定でウケなきゃ何の引っかかりも来ませんねー。
話だけで言えば確実に自分には面白くないです。
普遍的な日常描いてても薄いですものね、内容。
あとキャラクター達になんでもかんでも喋らすのは、下手な顔漫画より酷いと思います。
説明台詞が多いのもそうだし、感情もいちいち口に出したりモノローグにしちゃったり。
もうちょっと読み手の判断に委ねるという事が出来ないのかな、と。
ここはこうなのよ! 絶対こう読んで欲しいのよ!!的な説明されているみたいで。
なんか漫画を読むというより、彼女が描いた漫画を、その読み方まで一緒に講釈されてる気になるんですよね……。
彼女的には、前は享達の仕事内容を重視、今回は姫達の内面を重視したようですが、全部が全部説明しちゃってるので結果似たような作品にしか見えなくなってます。
私悩んでます、っていうのをモノローグで全部説明されるとウザい事この上ないってのは良く分かりました。
反面教師にさせて頂きます。
あとやっぱり過剰に前作品のキャラ達が絡んでくるのが嫌です。
作者自身のキャラマンセーってものほど見えると興醒めするものは無いと思います、個人的に。
贔屓なのは良いけどそれを匂わせないで欲しい。同人だったらむしろ全開にしてて欲しいところですが、商業誌だったら隠して欲しい。
そんな感じで、どうもイイトコ無しで終ってしまいましたこの作品。
もうちょっと「喋らせない」方向で描くだけで随分印象変わると思うんですけどねー。
オノナツメさん的作品読んだあとに読むと、尚の事なんだこの説明台詞漫画!?って驚きますよ。