亡国のイージス(←あれれ)

うはは。二回目です(笑)あ、ネタバレありますんで注意です。
ちょっと今原作を纏め読みする時間がなくて会社の行帰りにちょこちょこ読んでいて、
そこでも随分な違いに気付いたのですが、改めてみると本当に凄いですね。
滅茶苦茶端折ってるのだなーと。ほんっと勿体無い。
でも、パンフを見る限り、縮められても自分なりに妄想&想像働かせれば全て補えていたみたいです。
オリジナル部分も、一応全部汲み取れていたみたいで良かった。
ただ行の父親殺害シーンだけは、どうしても短絡的な描き方になっている気がしました。
あれじゃ、彼が衝動でカッとなって殺したみたいですもの;
確かに殺す瞬間はそうかもしれませんが、原作読んでれば彼がどれだけ不遇の少年時代を過ごしたか、
しかもどれだけの絶望の末に殺害に至ったのかがとても良く解るので、
余計にあの描き方じゃ行のイメージダウンだよなぁ、と。ヤツは『キレて』殺した訳じゃないぞう。
まぁそこまで書く暇なかったんだろうけど。
そういえば仙石の家族構成もえらく変わってましたね。私にとっては映画の方が都合がイイかな(笑)
とりあえず前回より人物背景図が頭に入っていたのですごく楽しめました。
映画のいいとこってーと、やっぱ役者に尽きますね。
本当にあれだけの豪華なキャストを集めたのは凄い。
勝地君は二度目に見ると若干立ち上がり、不安な演技をしているんですが、
後半に進むにつれどんどん生き生きして来るし、話の流れ的にもどんどん心を開いて行くので、
結果オーライかなぁ。
ただ、始めにもっと、「関わっちゃいけないんだ」みたいな葛藤が有れば良かったのに、なんて。
映画では尺が短いのでそこに気を傾けると最後までの流れの中で心の開き加減をバランス取れず、
演技が破綻してしまっては元も子もないので、あれでも充分と言えば充分なんですけどね。
なにせアレだけの有名所と並べられたんですからプレッシャーも相当なものだったでしょうね。
で。
えーと、突然ですが。
ワタクシKOIに落ちました。
鯉よ来い来い故意で濃い恋に落ちました。
ええ、ふざけてる場合じゃ有りません。これは本気と書いてマジですよ。
昨日一家に一匹如月わん行といいましたが、わん行だけでは尻尾振ってなつく姿が見れないわ!思うて、
なので仙石さんも来るが良いです(何その偉そーな態度)
それでわんこはマメ柴でもいいなーと思ったのですが、
出来ればシベリアンハスキー混じりの雑種がええなーと思いました(それあんたんちの(故)飼い犬だろ)
ハスキーは犬ぞり用犬なので直線コース出たら全力疾走したがるし、
一応狼に近い部分も有るし、なのに実は結構寂しがりやでよくなつくし。変に一途で可愛い子。
雑種なら目の色素もきっと黒!(うちがそうだった)のでなかなか良い物件ですよ←物件て。
あああああ好きー好きなのーーー久し振りに腐女子的KOIに落ちた感じですー。
(役者そのものには殆ど興味ない辺りが、ねぇ・笑)

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追記。
あー音楽も好きでした。重厚というよりは重っ苦しい感じの。
国歌とか嫌いなんですけど、こういうどっか悲愴感というか辛気臭さと言うかが漂う感じは
こういう海自系とかには合いますよね。多分あれだ、日本海軍とか、戦前のそこら辺にも合うの。
侘寂とか恥の概念とか(劇中でも触れられているけれど)そういうものあって、
あの音楽は許容出来るんだよな−と個人的に思います。
あと、腐感想書いた後にこういう追記ってどうなのって感じはしないでもないんですが(笑)
あの映画の最大の面白みは滑稽さをクソ真面目に貫くことで、
それすらもエッセンスに悲喜劇にしてしまっている事ではないかと。
論文「亡国の盾」自体、宮津息子がどういう意図で書いたか明らかにされて無いですしね。
息子を解せないまま失った父の贖罪の意味での行動がああいった結果を生んだ、という事ですが、
やっぱそう考えると人の死という物が残された者に与える影響は凄いんだな、と(笑)
と、すみません、あとでまた追記します。