亡国のイージス(ネタバレ含)

オール・アバウト・如月行 もうひとつの「亡国のイージス」

オール・アバウト・如月行 もうひとつの「亡国のイージス」

画像は番外編で(笑)だって原作載せるのもなんか変ですし。


月曜の夜に見て来ました。
もうプログラムの変更も近い、相当前に封切りされた作品だったので、がらがらでしたね(苦笑)
でもお陰様で逆に何の障害もなくとても心地よく見る事が出来ました。
あんなに静かに映画観賞したのは本当に久し振り。
感想は、一緒に観ていたNさんも言っていたことですが、兎に角『勿体無い』。
尺が短過ぎる気がしましたね、書きたい事に対して。
消化し切れていない部分も多く、またそれぞれのバックボーンが見えていたなら、
大きく印象が変わったであろう登場人物達が勿体無かったです。
最近こればっかりな気がしますが、あれは真田さんファンである私の為にあるような映画です。
つまりは真田広之PVみたいな。あ、あと勝地涼くんもかな?(笑)
彼も良いトコいっぱい持って行きましたよねー。如月は良いキャラだ。
あの、ちょっと愚かなまでの一直線さが、可愛かったです。
先任伍長と彼のやりとりはちょっと面白くもありましたよね。
結構深刻な事態なのに、仙石の「考える前に考えるんだよ!」には吹き出しました。
なんだこいつら、面白過ぎる。らぶー。
ああ、もう一人の私にとって愛しい人中井貴一さんも堪らんでしたよ。
この人役の幅広いよなぁ、ホント。心の底から尊敬する。
全体的にどのキャラクターも愚直といって良い程自分の信念に基づいて動いていて、
そういう部分を愚かしいと思いつつも、若干愛しさも感じますね。
馬鹿なんだけど、そういう生き方しか出来ない不器用さは、解らないでもないから。
動機付けが甘いと思う部分があったりしましたが、実際は割とそういう部分はどうでも良く。
そういう映画なんだなと思ったらそれで納得出来ました。
原作をきちんと読んだ後に観たらまた感想が違ったのでしょうけど、
実は物凄い流し読みしかしてないので、今度ちゃんと読んでみたいと思います。
でも、個人的に言えば、役者だけでも観る価値がある映画だと思いました。
こんな凄いキャスト、なかなか無いと思いますよ。
私みたいな人間には本当に垂涎ものでした。
星は……そうだなー4つくらい?
原作見てたらもっと落ちてたかも知れないし、実際勿体無いと思う部分は多いのですけど、
勿体無い、ってことはその期待が持てる程に面白かった、て事かなーと思うので。
腐女子的に一言入れておくなら、最後の手紙を見て、
「なんだ? 壮大なラブストーリーだったのか、これは」
と茶化したくなったくらい。つまりは割とそういう見方する気にはならなかったちゅー事っす。


驚いた事に一番の収穫は勝地涼くん。彼は今後チェックしていきます。
あれだけのキャストに囲まれて霞まない若手、ってのは本当に貴重ですよ。
と思って所属事務所見たら、鈴木杏ちゃんと一緒のトコだったのね。
がんばっていきまっしょい』の彼女は実は好きになれなかったのだけど、
彼女の演技力はスゴイと思ってます。だからなんか同じ事務所って妙に納得しました。
あ、ちなみに真田さんは別枠ですから。彼は私の中でもはや神みたいな存在(笑)