先週のトッキュー!!・改(ネタバレ含)



特殊救難基地見て、Nさんと迸る熱い思いを語って、やっぱりムズムズしてきちゃったので書きます。
すみません、先週の内容、納得なんてしてません。ある一部分がとてもとても気になりました。
内容がふざけて書いてるんだし私も笑って流せば良いやとか考えました。
でもそんなん自分らしくない。気に入らないトコはとことんツッコめ。そういうスタンスで行きたいと思います。


というわけで何が腑に落ちなかったか。
漂流編を引き合いに出して、パニくってる兵悟を出してましたね。
でも、描き方は、ギャグみたいだった。
『トラウマ』という言葉にするには、明らかに似つかわしい描写でした。
これってね、漂流編のエピソードそのものを貶める行為だと思ったんです。
あれだけ大変な思いして、それで残ったのはこんなギャグみたいなトラウマ?
確かにあの話で兵悟はかけがえのない体験をしています。なのに、そのエピソードをギャグの引き合いに出してしまうのは、どうなんでしょう。
逆にいえばトラウマを描くなら、これを伏線に話を膨らませて欲しかった。
簡単にメグルに「トラウマになってるのか」なんて悟らせないで、例えばいつもより無駄な動きが多い泳ぎ方になってる、とか、魚につっつかれた途端急にビクッとするんだけど、自分でもその事に気付いてないか、もしくは些細な違和感ぐらいにしか捕らえずに、しかし時間が経つごとに恐怖が増して来る、とかね……。トラウマって時間の経過とともにじりじりと蘇って来る恐怖とかも有ると思うので。
見せ方は、別の方法もあったと思うんですよね。
前の兵悟の恐怖も、五十嵐機長の行動がきっかけで克服されたようなものだし、兵悟自身の力だけで伸びたとは言い難いと思うのです。
このトラウマを自分一人で克服したなら、ある意味星野がなし得なかった事を兵悟は成し遂げてしまうのだからとても深い意味が有ると思うのです。(極度の緊張は恐怖に近いもの。完全に同列にするのは間違いですが、同じくらい克服が困難なものかと)
大体メグルの使い方も使い勝手のいい解説役みたいでどうかと思う。尽く兵悟の事見抜かせているけれど、こういうのはここぞという時に使った方が効果が有るし、毎回のように使われると作者にとって都合のイイ存在として使われているようで、彼自身の良さと思えなくなって来る。
キャラクターとエピソードの使い方が尽く勿体無い気がします。
シマが兵悟に何もするなと釘を差した所はいいな、と思いました。
彼だけはずーっと変わらないよなぁと思います。
今後も彼は彼のままで居て欲しい。それだけが望みです。