自分が阿呆だととことん知る。



時計を十時にセットしていたのでその頃起床。何度かちょろちょろ目が覚めていたのですが、とりあえず予定時刻までは惰眠を貪りました。まぁそれでも五時間だから、お疲れのNさんには悪い事をしてしまったような気が(←後から気付いた)(←早よ気づけ)
適当に朝御飯を作って、すごくゆっくり食べる。ここのところ早食いが癖になっていたので、久し振りに消化に良さそうな食事でした。
宮崎アニメは声優がガンだとか、身の回りの可愛い人達自慢(笑)とか、取り留めもない話をして4時の飛行機だというNさんを羽田までお見送り。
私この時すっかり失念しておったのですが、最後に時計見たのがメイクとか服とか着替える前だったのですよね。最後に時計見たのが二時間前。そっからメイク&着替え。
!!(゜Д゜;) うちから空港まで一時間くらい掛かるってばよ!!
実際その事に気付いたのはモノレールに乗る直前くらい。妙に時間がギリギリじゃないか……?と思った瞬間に気付きました。ほんまに救われん阿呆や……_| ̄|○
それでも乗っている間は慌てても仕方ないので窓に張り付いて羽田特殊救難基地をガン見。
見た後に思わず溜息を吐いてしまいましたよ。だってあれだけトッキュの展開に萎えていながら、こんな些細な事ですごい幸せになってる自分がいるんですよ。なんか悔しい。
第二ターミナルに付いたら出発約20分前。これも後で気付いた事ですが、搭乗手続きって20分前までだったのですよね。長らく利用してないとは言え色々忘れ過ぎですよ。そして羽田の広さ自体も失念し過ぎです。そういやゲート越えてからが長かったんだ、ここ!!と手荷物検査の列に消えたNさんに念力で『申し訳有りません光線』を送ってみた。多分、届いてない(´・ω・`)
そして携帯でメール送っておかねば、とおもってはたと気付いた。


携帯ナンバーもメアドも聞いてねぇ……_| ̄|○


流石お互い携帯ないがしろコンビとでもいおうか。
一日以上一緒に居たというのに見事なまでに二人揃って忘れてました。
しかもそれ必要じゃん!?みたいな場面は確かにあったというのに。(ファミレスで待って貰っている間Nさんは私への連絡手段がない事に気付いた。勿論家の位置も知らない。掃除終わって迎えに行く時に気付いた。遅過ぎる)
送った後は、なんだか久し振りに大勢で集まった後ひとりぼっちになった事を実感して妙に淋しくなったので、Nさんの乗った飛行機の離陸を見に行ってみる。
………………。
どれだかわかりゃしねぇ(死)
もういい、帰る。その前に腹ごしらえだっ!と思って空港をうろつく。
空港の食べ物屋って高過ぎだと思いますよ。もっと価格革命起こそうよ。
そして適当に蕎麦を食べて。
何を思ったか空港の外に出る私。
その前にNさんにぽつりと零していた事を実行してみようと思ったのです。
羽田空港から整備場まで、歩けないかなぁー」
阿呆です。自分でも自覚してます。
兎に角歩く。サンダルでも気にしない。歩く。歩く。
……………?????
道が解らん。まぁいいや、兎に角方向は解ってるんだ、そっちに行きそうな道路を見つけて……。
という考えはあんこにシロップと生クリームぶっかけてアクセントに伯方の塩を添えたくらいに甘かった。
徒歩で行ける道がないよー。
挙句に妙な道を通ってしまったのか、変な所に入り込んでしまい、いきなり警備員らしき人に敬礼される。
な、何!?と思いながらもずんずん進むと「身分証明書の提示をお願いします」と。
「あ、いや、あの、あっちの方に行きたいだけなんですけど……」としどろもどろに答えると、あ、それならここの道をこうこうこういって…と説明される。
どうやら空港関係者しか入れない所に侵入しちゃってたらしい。怪しいといえば怪しかっただろうけどそれ以上に何も考えずに歩いて来ただろう事がバレバレな感じだったのでどうやら不審者扱いは免れたようです。
道を訂正して更にずんずん進む。……おいおいおいおい。徒歩で行ける道有りませんよ。っていうかこのまま真直ぐ行くと明らかに貨物倉庫らしき所に突撃ですよ。
仕方ないので近くの倉庫から出て来た人の良さそうなおばさん達に聞いてみた。
徒歩では空港は抜けられんのだとさ……_| ̄|○
もし財布落としたらどうするんだよ! 誰かお金持って来れる人が来るまで足留めかよ! もし誰も来てくれなかったらどうするんだよ!! 歩いて帰れないのかよ!! と有り得なさそうなシチュエーションを考えて一人勝手に憤ってみました。
兎に角無駄だという事は分かったので、帰る事にした。
時計見た。七時。
Nさんとっくに九州着いてるわ。何やってるんだろう私。(←本当に阿呆な自分に気付いた瞬間)
サンダルで歩き続け、また前日履いていたサンダルが異様に脚を痛めつけるものだったため、とりあえず脚が疲れてしまって流石に無駄に元気な私もさっさと帰途につきましたとさ。
そんな無駄な事をしても楽しかったと思える自分は、やはりおめでたい人間だと思います。