今週のトッキュー!!(3/23版)

今週は嶋本も黒岩様も出演なされていたのに、真田だけが居なくてとても残念でした。ええ、本当に。
ああ、そういえば真田にそっくりな人が居ましたね、なんか。
いきなり汗だくで息切らしてドアを開けた真田そっくりさんに名前呼ばれて、星野ビビってましたね。
真田そっくりさん、いけませんよ、不法侵入ですよ。
しかもやたらと威圧的に近寄ってくるので、後ずさる星野はまるで痴漢に遭遇した女子高生のようでございました。






とまぁボケるのは程々にしておいて。
今回も散々な感想ですので、好きな作品が貶されるのは嫌!って方は緊急回避宜しくお願いします。




あらあら、私の愛した真田は一体何処に行ってしまったのかしら? そう思いました。
真田って分裂症か何かですか? 今週号、違和感の塊でしたよ。
っていうかさ。すごくツッコミたいの。


真田は、いつ『星野は救急救命士になれば良い』と思ったのでしょう。


まさか今回のたった一回の処置だけ(しかも傍で見ていた訳でもない)で、勧めたんじゃありませんよ、ね?
でも、前から考えてたんなら「ミーハーでレスキューが出来るか!」(……じゃないや、「憧れでレスキューが出来るか!」でしたね。すみません、素で間違えました。)とか怒鳴った時にでも、「別にレスキュー自体を諦めろと言った訳じゃない」って言ってあげれば良いじゃないですか。忘れてて、「あ、言い忘れてた☆」とか思って慌てて走って来たとかだったら逆に腹筋痛くなる程笑いそうですが。
多分、今迄の彼の面倒見の良さ(優しさ?)&今回の一例を見て、という総合的な判断での結論なんでしょうけど。でもでも。
なんで走ってくる必要があるの。
普通に嶋本とかに伝言託しちゃダメなんですか?
kachiraは、ここは作者の計算じゃないかなと勘繰ってます。
本来なら来られないはずの真田が、息を切らせて走って来て励ましの言葉を掛けたら、今迄の経緯から星野に同調しやすくなってる読者も一緒に胸が熱くなるんじゃないか、みたいな。ついでにぴよこ達も更に真田に心酔、みたいな。
私は寒くなった上に禿げ増しの言葉を聞いた、って感じですが。ハハハハハ(乾&寒)


あのですね、私、マガジンを読む直前に親切なお友達からスゴイ端的に内容を示すメールを頂いていたんですね。
「星野は結局除隊。けれど、救急救命士という新しい目標を見つけて、清々しい顔でトッキューを去る」
なんだ、凄く良い話じゃん。今週は期待出来そう!とか思ってたら……。
簡潔な説明文の方が凄く良かったと思える話って、何。
あらすじだけを読んだ方が面白い漫画って、何。
本編読んで落ち込むってどういう事なの。
星野も、正直どうかと思った。
そんな顔じゃ『おず』に戻っても一緒だっていうメグルの指摘は正しいですよ。
いじけてふてくされるぐらい誰だっていつだって出来るでしょうに、起き上がるのにも他人の手を借りなきゃいけない訳?
ってそこまで言ったら私が悪鬼ですね(笑)
でもやっぱり、周囲の人間(メグル&嶋本除く)は星野を甘やかし過ぎだと思いましたよ。
おんぶにだっこじゃ育たないでしょう。
誰だって挫折ぐらいするし、才能なくて追いかけてた道が閉ざされるなんてそこら中にある事でしょう。
大羽の言った事も、兵悟の掛ける言葉も確かに優しさから生まれたものかも知れないけど、所詮そんなの気休めにしかならないじゃないですか。
そんなめそめそしている暇があるんならさっさと立ち上がれって言ってるメグルの方が、スパルタだけど優しいと思います。ってそれ私の主観。
まぁ『色々な意味でぬくぬくとした環境』を愛する人も居ますものね。←我ながら敵を作りそうな言葉ですね。いつもの事なんですけど。
話を戻しますが、たった一回の応急処置だけで救急救命士の道を勧める真田の言葉は安直だと思いました。
あくまでも気休めに「こういう方法でだってレスキューと繋がっていられるぞ」と星野に伝えるという(要するに凹ませてるのをとりあえず戻しとくか、みたいな)意図だったのなら、逆に凄い冷たい人だなぁ(苦笑)とも思うけれど。
私としては、目指してみたらどうだ、くらいの方が良いような気が。道を示すと言うか、拓いてやると言うか。
「お前が救急救命士だったら安心して後を任せられる」とかいう台詞聞いてると、お水で「あなただけ」の台詞を連発するホステス(&キャバ嬢)を思い出しました。
人ってこういうのに弱いんだよね。真田、素でタチ悪い。また余計な気を持たせたといっても過言ではないと思います。そんなに自分の追っ掛けを失うのが惜しいですか、とか思っちゃいました。


今週は兎に角メグルと嶋本が良かった。
嶋本は影のお母さんです。第三隊の母は睫毛さん、もといタカミネさんに決定ですが、ぴよこ達のお母さんは嶋本ですよ。しかもああだこうだと言わず、ひっそりと成長を見守る貞淑な妻(誰のだ)ですよ。
メグルは、憎まれ口を叩きながら相手をちゃんと思ってる台詞なのが好きです。
血税云々のあたり凄いいいなぁと思いました。


で、折角褒めた所でまた落ちるんですけど、次号予告見て開いた口が塞がらなかった。
二本も原作務めてる暇あるんだったらトッキューの話、もっと練り込もうよ!!
ここに来てまた一本レスキュー系ドキュメンタリーなんてあこぎ過ぎるんだよ!
確かに今漸く注目されつつあるのかも知れないから、そこで必死に布教するのは理解出来るよ。
でもそれなら一本一本大事にやってくれ。
お粗末なもの増産されたって、誰も感動なんてしない。
海上保安官になるには』みたいなノウハウ本と、物語を同等に考えるのはやめて下さい。
もう本当に呆れた。


最後に腐女子らしい感想を残しておこう。こんな感想↑だけじゃあんまりだ……。


レンジャーサーキットに向かう前のメグルの台詞。


「俺まで軍曹に縛られとうなかぞ






ごめんなさい……本当にそう見えたんデス。


すみません。追記。またか、って言われそう(笑)
先週分感想にも書いてある通り、星野はキッキューに行けば良いよって思って、それとは若干違いましたがやっぱりレスキューに携わる仕事に就こうと彼が思いを改めたのは嬉しかったんですけど、自分の中では星野自身がその道を見つけるべきだと思ってたんですよ。
だから『おんぶにだっこ』とか言っちゃうんですね。
更にね、真田はやっぱり人格分裂してるようにしか見えないんです。というか、キャラが確立してないっていうか。
まぁやる事なす事不思議な天然キャラってのはいますけど、彼は時に二律背反に陥りそうな程の多面性を持ってるんですよね。まぁ実際に、リアリティを追求するならば、確かにそういう人は居ます。
だけど彼の分裂症っぽいキャラクターは、リアリズムから生まれたわけではなく、主体性の無い『物語にとって都合の良いキャラクター』にされている所為で生まれたものではないかと考えます。
真田はこの物語で主人公の目標となる、今の段階での『到達点』だと思うのです。(長いスタンスで見れば、通過点に過ぎないのかも知れませんが)この物語の芯とも言える存在故に、兎に角優れた存在でなければならない。あらゆる点で、周りに一目置かれる存在でなくてはならない。
そうなると物語を作る上で、少しでも彼を持ち上げられるエピソードが出来ると、そこに彼は絡まずにはおられなくなるんですよね。
その時その時で注目を集める発言、行動をさせなければならない。
けれどそれは結局『その場』に適した発言であったり、行動であったり(酷い言い方をすると『その場しのぎ』とも言うもの)な訳で、全てのエピソードを通してみた時に一貫性のある行動・言動には見えなくなるんです。
今の真田って、継ぎはぎだらけの印象を受けます。

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更に追記(苦笑)
これ書いた翌日、出勤途中にこの文章どっかおかしな事書いてなかったかなぁと頭ん中で何度か反芻している最中にものすごい嫌な事に気が付いてしまいました。
今週の感想で、『そんなに追っかけ失うの嫌ですか』とか書きましたよね、私。
その言葉を思い出した時に、脳裏をふっと掠めた真田の発言。
「憧れでレスキューが出来るか!」
……今更ツッコむ事でもないんだけどさ、この直前の兵悟の言葉を受けての台詞じゃないですか、コレ。
この『憧れ』の対象ってさ、まさに真田そのものを指してるんですよね。
いや、確かに返す言葉としては間違っちゃいないさ。憧れやミーハーでは人の命は救えませんよ。
でも、その『憧れ=自分』の図式をさらっと受けてこんな台詞を返すのは……ちょっと……と思う。
兵悟の言ってる事も大概的外れ(憧れとか好きだって感情があれば、その人は相手に報われるべきだとか思うのは甘え。っつか勘違いも甚だしい)だけど、それに返す真田の台詞ってもうちょいマシなもの、ないのかしら。


いや、待てよ。
逆説。
もしかして真田にこの台詞言わせたいが為に兵悟にあんな阿呆な事言わせた訳じゃないよね……?
違うよね……?((((゜Д゜;))))
いやだいやだいやだー考えなきゃ良かったー・゜・(ノД`)・゜・