ストレンジ・プラス(7)

ストレンジ・プラス 7 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ストレンジ・プラス 7 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ミカベルギャグって、ミカベルにしか描けない気がするんですが、どうでしょうか。
単なる不条理ギャグとは違いますよね。
「訳わかんねーよ!」って言いたくなるけど、それは「どっからそう言う発想が出て来るの!?」って感じで、
でも全く突拍子もない表現じゃない。話の流れとしてはある意味自然な笑い。
マサルさんボーボボなんかとタイプは違うし、だからと言ってペケやB.B.Jokerの様にブラックなネタに走る訳でもなく。
言語感覚が凄まじい感性してるのも作品中から窺い知れますよね。
「えくすかりびゃー」とか如何にもな名前をちょっと捻っただけで、しかもその使い方もそれ相応のものだから
(下ネタ的な拷問道具になっちゃったりな)、自然に「うめーなぁ」と思ってしまう訳です。
前巻で出て来たボケ突っ込み両対応な新鮮キャラの彼が再登場。
珍しく巧美にふりまわされない独自のキャラを持ったやつで、こういうキャラは
まだまだミカベルはかっ飛ばしてるなぁと実感させてくれて嬉しいです。
あ、最近電車で読んでもなんとか我慢出来る様になりましたよ。時々不意打ち来て顔の筋肉大変な事になるけど。