桜蘭高校ホスト部(10)

桜蘭高校ホスト部 第10巻 (花とゆめCOMICS)

全部夜に感想書きます。
（夜って翌日のかよ！と突っ込まれそうです、すみません素で忘れてました）
ハルヒは相変わらずマイペース絶好調。
話は確かに微かな恋愛模様を感じさせているのにその恋愛模様のメインストリームとなるべき二人（殿とハルヒ）がボケ全開なので、その二人をよそに周囲の人間の中で何かがじわりじわりと変わってきています。
常陸院の双子の関係も体育祭でやや大きな変化が見られそうです。
ていうかこの二人が違うチームで納得している事だけで私には驚きですよ。
昔なら確実にわがまま言って動いてますよね。
お話はハニー先輩に危険な猛アタックを掛ける黒魔術部員の女の子と美鈴っちの娘さん（表紙でハルヒといるのがこの子）が出てくる話とちらりとふれた体育祭のお話。
ハニー先輩のお話はねー、ハニー先輩の意外性にやられました。
あの容姿で武道を嗜んでいて強いというところまでは意外ながらもまぁそういうキャラだとしか受け止めなかったのですが。が。
今回自分に猛アタックを掛けてくる少女に言った言葉がね……もう、なんつーか
男前過ぎる。
いや、これにはちょっとやられました。
さりげなく「好かれたいなら俺好みの女になれ」宣言。
なんだこの意外性の固まりみたいな生き物。惚れた（え）
美鈴っちの娘さんは（表紙では分かりにくいけど）ガン黒ケバ娘さん。
ちょっとばかり口汚くて、押しの強い子ではありますが、ハルヒのマイペースさとは奇妙なマッチングを見せており、珍しくハルヒに友達らしい友達が出来た気がします。
美鈴っちとの不仲を直そう！みたいないつものホスト部ノリではありますが、背後では常陸院の双子に色々変化が起こっていたりで話の展開は面白いです。
で、最後は桜蘭高校になかった体育祭が環の提案で開催されることになる、という話なのですが、相変わらず庶民とは違う感覚突っ走ってます。
パン食し競争とか、名前変えるなよと。
騎馬戦は言うまでもなく戦国絵巻みたいな事になっていましたが何か。
次巻は双子だけでなく環＆鏡夜にも一波乱ありそうな感じです。
ホスト部は自分好みの作品ではないのだけど、漫画としてはとても面白いなーと思います。
勢いが衰えないのもいいよね。