Wジュリエット2(1)

WジュリエットII (1) (花とゆめCOMICS)

WジュリエットII (1) (花とゆめCOMICS)

……全部別冊(だったか、ザ花)で読んだやつだったー。
この人、これで初連載してからその後2作程描いていて、今も別のを描いているはずですが、正直これしか残ってないなぁ。
今回の「2」も、ちょっと微妙な感じ。
読み切りとして何回か読めたのは嬉しかったんですが、番外的な他の子を大きく取り上げてる話ならともかく、巻数見るとなんかまだ続くらしい。
真と糸さんの物語自体は物凄く綺麗に終わってると思うので正直あれ以上いじってほしくないんですけどね。
糸さんの行動って、それはそれで痛快な部分もあるんですけど、どうかんがえてもトンデモな行動なんでいつまでもあれが許容されるばかりの話は、物語に起伏がなくてつまらないしどうなってんだこの世界はよ的なツッコミをいれたくなります。
話の都合のよさってのは、主人公が良い方向へ転がるためだけに使用されると一気にうそ臭くなるというか。
予定調和的に見えてあんまり好きじゃないかもしれません。
真の女装がばれないってのはあっていい都合の良さなんですよ。
この話の肝でもあるし、実際ばれるか?ってエピソードが生きてくるし。
でもなぁ、これ以上続けるとしても、真の女装が作者の趣味的なものとして出てくるのであれば、もうそのタイトルしょって出来上がった元作品とは別物として考えたいです。
過去の真が「女装をしていた理由」が恐ろしくどうでも良いことに思えてくるんで。
意味のない女装なんて、長い話の中の1イベントくらいのほうが丁度いいです。
というわけでこれ単品で読むならそれなりに面白かったですが、続刊は望みません。