書店員の陳列術

……って大事だなぁとつくづく実感しました。
昨日私はSFマガジン求めて神田まで繰り出した訳ですが、そこで買った本は6冊。
しかもいつかは買うだろうけど、まだ買うつもりがなかった、というある意味一番手が出にくい本です。
これってホント購買意欲をそそる置き方されてるからだろうと思います。
ていうか正直多分よその書店で見かけたら買わなかったかも。
あのね、今日は昼大手町の○善に行ったんですよ。
でもちょっと興味がそそられた本を一冊買っただけで、最新刊のエウレカは出ているのにも気付かなかったし、
あくまでも惰性で購入してしまった部分が強いです。
が、帰り神田に行ったらそりゃもう目に付く目に付く。
買いたいのがドンと増えてしまって驚きました。
初めに行った店はまぁ分からないでもないです。
コミック専門店というだけあって、品揃えは豊富だし、
何より平台がギュウギュウ詰めにも拘らず見やすい。
並べ方にしても地下とか行くとジャンルの違いとかホントよく分かってるなーと思うし、
決して広い本屋ではないけれど本に対する愛情を感じるのですよね。
ていうか私がBL衝動買いとか普通あり得ないから……!!
私に初見でBL買わせて、しかもその時他にも色々買いたくなって一冊でも削りたいのに、
結局それをレジまで持って行かせるとか並みの所業じゃないですから!!
確かに私は漫画好きですし、今までの日記見ててもお分かりの通り結構衝動買いしますが、
ことBL系に関してだけはその事例は当てはまらないんですよ。
恐るべし、コミック○岡。
あと○泉もこれまた店員が相当熟知してんだろうなという感じです。
新刊コーナーが見やすいのは当たり前だけど、既刊の棚の並べ方が良いな。
ていうかもう少しで「余の名はズシオ」を全巻衝動買いしてしまうところでした。
ふぃー、危なかった……。
そういや地元駅の書店で、ドラマ化に際してか、のだめを平台で展開していて、
その隣にピアノの森を持って来ていたんですけど、出来ればもう一押しが欲しい感じ。
せっかくまだ花田少年史が劇場でやっているんだから、せめて作者が同じことをポップとかでアピールすれば良いのに、と。
漫画まで置いちゃったら音楽繋がりが薄れちゃうのでそこまでする必要性はないと思うけれど、
のだめに乗じてこれも売りたいんならそれくらいやるべきじゃないのかなぁ。
私はあの絵すごい好きだし、それだけで惹かれる理由になるけど、
世の中の大半は評判やネームバリューに左右される気がしますし。
ちょっち勿体無い。
といいつつ実はエマが気になったのはこの書店のおかげなんですけどね。
エマが2〜3巻くらいまでしか出てなかった当時に、既刊も含めて平積みにしてたのは、
知ってる書店ではここくらいだったので。
すごい気になったんですよね。クラシカルな絵なんだけど繊細だったし、三冊並ぶと結構際立つ。
こう考えると新刊一冊だけだと悩むけど、既刊の表紙も並ぶことで購買意欲が湧くことって本当にあるんだなーと。
そういや夏コミ(講談社のフェアの方ね)の時も、皇国の守護者三冊並んでたの、えらくコンスタントにはけてたっけか。
まぁ書店に張り付いてる訳でもないので、たまたま目に付いた時がそうだったのかも知れませんけど。