全国高等学校野球選手権大会

ちゅーわけで今年も暑い夏がやってきましたよ!!
開会式からがっつり画面にがぶり寄り。一緒に栄冠は君に輝くを歌う始末。
出かけるつもりだったのに、初戦から乱打戦で目が離せないし。
一回戦第一日第一試合は高知代表高知商と北北海道代表の白樺学園の対戦。
見事なまでにパカスカ打ってましたねぇ。
ただどちらも守備に甘さが見られるが故の乱打戦かな?という印象も。
白樺学園の背番号4番林君が攻守共に良いプレーを見せてくれて、
個人的には白樺学園よりになっていたのですが負けちゃって残念。
バッテリーがもうちょっと粘って暴投などが抑えててくれていたら、
試合の展開はかなり変わったかも。
しかし林くんが解説だか実況だかの人に「本日のラッキーボーイ」呼ばわりされてて、
なんだか他人事ながらちょっと嫌な感じ。
本人の努力や実力を認めた上での発言であっても、
シンデレラガールとラッキーボーイて言葉はあんまり好きじゃないです。
第二試合は西東京早稲田実と大分の鶴崎工
……なんですが、実は家を空けていたのでこの時間は殆ど見てません。
終盤にちょろっとスコアボード見て、「ああ、こりゃもうひっくり返すのは無理だなぁ」と
思ってしまっただけでした。
流石にこれだけの点差付くと、負けてる方のバッテリーはキツイだろうなぁ。
さて、そしてこの日のメインイベント、初戦でこれかよ!?という好カード、
昨年4強に入った大阪の大阪桐蔭と春の優勝校・神奈川代表の横浜。
もーこれは流石に食い入るように見てましたね。
流石に両者とも凄い凄い。
打ってる数は決して少なくないのに、守備が堅い。ダブルプレーを何度見たことか。
一進一退の攻防で6回表では横浜の2死満塁があって、かなりヒヤヒヤしたのですが、
ここで投手川角が高く打ち上げてしまいスクイズ失敗、ダブルプレー
これがなければ結構試合の流れは大きく変わっていたのではないかと思います。
死球も有りの1アウト満塁というチャンスを生かせなかったのは横浜には相当な痛手でしたね。
そして2対2の膠着状態がついに破られ、7回裏から大阪桐蔭の打線が爆発、猛攻が始まりました。
追加点を恐れ、強打者中田を歩かせるも、結局次の打者にツーベースヒットをくらい、
中田までホームに帰らせてしまいました。
ここで初っ端安定したピッチングをしていた川角が崩れ始めていた為、投手交代。
ベンチに戻った彼が酷くやりきれなそうに俯いていたのが印象的でした。
そういえば桐蔭の方は逆に3回くらいから投球が安定してきて、見事に対照的でしたね。
4点追加した所で攻守交代。8回表から大阪桐蔭はバッテリーを交代しました。
アウトを二つ立て続けにとった所で、まさかの死球×1&四球×3の押し出し。
一瞬ヒヤリとさせられるも1番白井がショートゴロでフォースアウト
8回裏、またも横浜が投手交代で落司がマウンドへ。
1アウトを取るも、ショートがゴロだった球を弾いてしまい一塁に出塁。
更に1番山口のツーベースヒットで二塁、三塁。
続く2番小杉もスクイズが綺麗に決まり、一点追加でさらに一塁、三塁。
ここにきて3番謝敷の3ランホームラン。ここですでに8点差。
駄目押し、強打者4番中田の特大ホームラン。
流石にこれには横浜も唖然とするしかないでしょう。本当に凄い当たりでした。
5番打者をショートゴロに抑え、2個目のアウトを取るも、
更にツーベースヒットをくらい、フォアボール。
2年生の投手落司から3年の浦川に交代。
流石に2本も本塁打を浴びた衝撃は大きかったのか、ベンチに帰るなり落司君は泣いてましたね。
彼が腑甲斐無かった訳ではなく、相手が強豪であり更に波に乗っていることもあったのだから、
落ち込まずに来年また頑張って欲しいです。彼はまだ2年ですし。
まぁだからといって今大会の悔しさはどうしようもないのでしょうけど。
交代した浦川君はきっちりそこでアウトを取って、ようやく長かった8回裏が終了。
9回表、横浜はノーアウトで出塁、盗塁にも成功し二塁まで進むものの、
打線が続かず、空振り三振、ショートゴロで追い込まれます。
5番佐藤がタイムリー、ようやく点が入り、2アウト一塁。
そして6番越前の執念のホームラン。更に2点追加。
しかし7番下水流がサードゴロに終わり、試合終了。
やはりホームランを打っても到底追いつけない点差にまで広がっていたのが致命的でした。
大阪桐蔭は立ち上がり投手が若干不安定ながらも守備は鉄壁の守りとも言えるもので、
それが最終回まで持続できたのが強みでしょうね。
対する横浜は当初安定したピッチングだったのが、投手の疲れが見え始めてきたころから
守備にも些細なミスが見られるようになり、チャンスを生かせない事も多かったように思います。
いや、でも本当に良い試合でしたよ。
まさか終盤に来てあんな展開になるとは思いも寄りませんでした。
6回辺りまでは本当にハラハラしながら見てましたから。
手に汗握る、本当に面白い試合展開でした。
個人的に、9回表で横浜の粘りが見られたのが嬉しかったです。
ああいう諦めない姿って、ホント格好良いよね。
それだけにその後の泣いてる姿見るのはかなり辛かったですけれども。
初日からホントいいもん見せてもらいました。