オタクを変な方向につついて

いいことなんて一つも無いのにね……。
久し振りにオタな内容です。
が、これは単なるオタへの中傷記事にとどまらず、メディアの倫理を問いたくなる内容の記事です。


講談社が盗撮と人権蹂躙


かいつまんで説明致しますと、講談社発刊の「VoCE」の記者が、
あの執事喫茶Swallowtailに潜入取材したのですね。
要するに「全く告知無しのまま当日いきなり訪ねて行って驚かせる」というものではなく、
『客として』潜入し、『撮影禁止』の店内を無断で撮影し、何の事後連絡も無く記事にしてしまうという
ものだったわけですが。
記事の内容は、あのお店を好きな人には若干不快な内容。
しかも店内の写真にはしっかり客の姿が写り込んでおり、目に線を入れるというお粗末な修正。
執事喫茶側が説明を求めて送信したメールにも「書きましたが何か?( ´,_ゝ`)」だそうで。
執事喫茶のお客様への報告をみても、いかにも誠意が無いのが伝わってきます。
寧ろ、「取り上げてやったのになんで文句言われなきゃならんわけ?」的返答。
おーすげーな。講談社。違法行為に対して「何が悪い」と開き直った上にこれですか。
何様だよ。
よくもまぁこんな人を見下したような態度が取れるもんだ。
職業倫理云々以前に人としてのモラルが無いよ。どうしようもないねぇ。

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追記。
本屋でブツを見ての感想。
長年オタやってるせいか、それともここ最近のオタに関する偏った報道の所為か、
自分的にはそれほど目くじらたてる内容ではないなと思いました。文章だけならね。
文章に関しては、ライターとしてのモラルや品位が文章に表れて恥をかくのは本人だと思うし、
今迄もっと酷い書き方のを見てきた所為か、その中じゃ比較的マシな方だと思います。
まぁ誰しも表に出そうとしなくても偏見ってやつは言動や態度に滲み出ちゃったりするものなので、
特にオタに好意的でない人がオタについて書く時にはよほど細心の注意を払って書くか、
むしろ理解出来なきゃ書くなよと言われても仕方ないですよね。
セレブ特集を組んで、
「セレブの真似ごとして何が楽しいんでしょうね?
 一市民がどう頑張ったって、どこかしら庶民フレーバーが漂いますのに(笑)」
とは書けませんよねぇ、普通。
今時のライターに偏向性の無い記事を書けと言う事自体無茶な注文かも知れんので、
それは置いておくとして(だって最近の雑誌記者の記事阿呆過ぎる。色々学び直して欲しい)。
やっぱり盗撮はいかんよ。撮影は許可されてないって分かっててやってる辺り救いが無い。
今小嶋さんの逮捕の件でも「それが間違い(欠陥)であると分かっていたのか、
分かっていなかったのか」が争点になっているでしょうに。
知っててやるのは最悪でしょう。
店の敷地内は公共の場所ではないし、お客として入ったのであっても、
写真を撮って、記事を書いた時点でそれは一記者の取材という行為に変わるのだから、
建造物侵入罪に値するんじゃないかと。
万引きとかと違って、取材だとそれなりに事前の用意が必要になりますよね。カメラとか。
となると、初めから『潜入取材目的で入店した』ということになり、
店側が写真撮影禁止を念押ししていたにも関わらず、取材を強行した事になる。
ましてや、お客を写真におさめて、目に線を入れるというお粗末な修正だけで雑誌に掲載してしまった。
これは店にとって大変な不利益ですよね。
でも、多分この時点でも(盗撮の件を除いては)それほど多くの人の不興を買う事はなかったと思うんですよね。
その後のメールの開き直りっぷりが痛かった。
痴漢行為を働いた某アナウンサーを庇い、我関せずみたいな顏してる某テレビ局並みに痛い。
なんであんな返事が出来るのか、ホント聞いてみたいです。
というわけで「うるさいなー」くらいにしか思ってないんだろうな、という講談社
あんた達がやった事はかなり阿呆なんだよ、と知らしめてあげる為に、
この件に関して取り上げてくれる人が増えたら嬉しいなーとか思ったり。
でも記者の容姿について触れたりするような、明らかに主旨が間違ってるのはパスですけどね。