よみがえる空

新幹線で大阪より帰宅。ヘトヘトでしたが起きてましたよ!
もーすげー良かった。イイよ、このアニメ。
有り得ない奇跡とか都合の良さとか余り無かったけど、その分最後まで地に足の着いた話でした。
雪山登山のパーティはなんとかリーダーのみ生還。
「自分よりもこいつを先に」と死んでしまった仲間の救出を願うリーダーには思わず涙。
この人は自分の命を守っただけでも充分素晴らしい事なのに、仲間を死なせてしまった罪悪から、
自分の生存をも素直に喜べなくなっているという風に描写されていました。
後の内田くんの台詞でも言われてましたが、
極限状態の判断があっているか間違っているかなんて誰にも分からないですよね。
でもパーティのリーダーは彼だったから、自分の判断ミスを呪うのは仕方ない事なのかな。
後の報道でのおばさんコメンテーターはステレオタイプ過ぎて若干苦笑いでしたが、
でも、み○さんとか言いそうよね、ああいう事。
本人の葛藤を知らない第三者は、平気で生存者を叩く、と。嫌な図だなぁ。
でも確かにそういう所、多分誰でも持ち合わせてるところあるから気をつけねばですね。
何も知らない外野が何らかの機会を得て自論を振り回すってのはあんまり美しく無いです。
さて、一方の主役達ですが、救出時に落石がヘリのフロントガラスを突き破り、本郷さんが怪我。
本郷さんには下手だなと言われながらも内田君しっかりヘリパイとしての責務を果たしていました。
一気に場面転換で本郷さんのお見舞いに行くシーンに。
よみがえる空」のタイトルの意味が明らかになりました。
内田くんは本郷さん予備軍なのね(笑)
でも、自分が見始めた回からみても、彼は随分落ち着きを持った気がします。
「借金をひとつ返したいよな」という台詞は良かったなぁ。
そして最後に『少年の旅路』で出て来た彼。ここで自衛隊志願来ましたか。
でもここで来たのは良かったと思います。
あの回のまとめでやっていたら安直すぎだろ!と思ったけど、
ちゃんと少年がそれなりの期間考えて出した結論がこの物語全体の幕引きとなるのは、
すごく綺麗な終わり方だと思います。
なんというか未来に希望を持たせる終わり方って感じですか。
次世代に続いていく志し、て言うのかな。内田も彼に何か伝えられると良いよね、っていう。
面白かったです。DVD化したら全部見ますー!
あ、余談ですが能登さんが落ち着いた声出してて好感持てました。
もういい加減キャピキャピ系はやめて欲しかったのです;
方言と地声だけで充分可愛いです。
そういえば地味に起用している声優が良かったですね。作品を荒らす存在がいなかったような。
あの少年は入野自由くん?でした? 最後ちらっとしか見えなかったんですが。
千と千尋の頃はちょっとヤバかった(笑)ですけど、パラッパラッパー小狼経て
随分上手くなりましたね。あと声聞いてて大分成長したんだな、って。
ハクは声変わり前だっけ? 随分落ち着いたなぁ。