あかく咲く声(1)〜(3)
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緑川さんは変わった設定とか入れても、1個だけなんですよね。
いくつも変わった要素は入れずに、たった1個だけ『普通ではないもの』を入れたりする。
それが『普通』の中でどう活かされるかを見るのが楽しいです。
今回で言えば、辛島の『声』その一点のみが不思議要素なのですが、これが良かった。
声が綺麗すぎて身体が勝手に言う事を聞いてしまう、なんて有りそうで無かったような。
この設定見た時には思わず、おお!と感嘆致しました。
ミステリ的要素に関しては、こっちが読み馴れている所為もあるかも知れませんが、
殆ど先の展開が読めてしまって、まだまだ甘いと感じる部分もありますね。
(っていうか、もう少しヒント少なくても良いと思う)
緋色の椅子から結構内容を書き込む人だと分かったので、注意して読むようになってしまいました。
某Nさんには辛島と国府が好きになる!と言われましたが(というか暗示?)
確かに辛島も国府も好きですが!! 私も会富が好きですセンセー!(笑)
国府を大好きな会富が好きです!!
「緑川ゆき」キャラで言えばドリィ&クレアが男女で一番好きかも知れません。
自分にしては意外な人選なんですが。(クレアはともかくドリィは通常好みのタイプじゃない筈)
ああ、でもギンもいいなぁ。お兄さんな川口さんやカズナも好きー。燕も可愛かったし。
それ以前にまず嫌いなキャラが居ないかも。皆愛しくなる。
と、話が逸れました。
1巻から随分絵が変わってますが、最後辺りでは辛島も国府も随分表情が柔らかくなってますね。
話の流れ的にも最後の方は二人穏やかな心持ちでいる事が多くなっているでしょうから、
それでしっくりくると思いますし、上手くなってるなと思います。
今の絵、割と好きですね。シンプルで、ちょっと線が細い感じもするけど、作風に合ってる。
昔よりも全体的なコマ割も見やすくなってる気がします。
そういえば白黒比率は全然気にならなかったです。トーンもあんまり五月蝿くなかった気がします。
あー、しかし既刊全部揃っちゃったよ……。