亡国のイージス コレクターズBOX (初回限定生産)

やっとこさ全部見終わりました。
特典ディスクで一番面白かったのは実は福井晴敏さんのインタビューだったり。
というのも、なんでここ削っちゃったのかなーとか、全体的なエピソードの組み立て方とか、
映画版の仙石と行の親交…もとい交流に関する事とか『原作を読んでから』芽生えちゃった謎を、
程良く解消して頂けたので。
私の中で映画は映画のみでそれなりに成り立つんですよね、
前にも書いた通り、脳内補完でなんとかなる範疇だったので。
原作を読んだのは、自分の想像は間違ってないのかの確認と、
やっぱり尺的に描ききれなかったんだろうなっていう予測から、
その出て来なかったエピソードも含めた上での「亡国のイージス」を見てみたい、っていう、
結局は自分の好奇心を満たす為だけの行動だったので、
映画だけで欲求が満たされていれば特にその先を求めなかったと思うんですよ。
ていうか、これ、メディア展開の一番いい効果の現われですよね。
映画見て、原作に興味持って読んで、予備知識を持った上でDVD購入って。
作者も映画制作側も(゚д゚)ウマーな。上手く操作されちゃいましたー(笑)
でも、やっぱり、「ワケわかんない」で投げ出しちゃった人も多いようで。
脱力レポートで現役自衛官の方の娘さんも「行は宮津の娘だったの?」と聞かれたようですし。
うーん、言葉の裏が読めない小さいお子さんには確かに難しいかも知れませんが。
でも、小学校高学年くらいだったらそれ(意識朦朧の行が宮津を父と呼んだ為、
行に息子の面影を重ねていた宮津はそれに合わせるように答えてやり、
『父親』としての優しさを見せた)くらいは読めるよね? ない? ないかな?
でも少なくとも高校生くらいの方には読めて欲しい所。
て、またもや話が逸れてしまいました。上に書いた『脱力レポート』も凄く面白かったです。
現役自衛官さんたちのお話が面白かった。…のと純粋に色々な所見れて楽しかったので。
バルカンファランクスに関しても
『「間に合いません!」って、間に合わない訳無いんですけどね』って言ってて、
ああ、やっぱり分かっててやったのかーと。幾らなんでもありえないって思いましたもの。
チャフとかも使って欲しかった。
(イージス見てから駆逐艦とか、雪風見てから戦闘機への興味がより深くなっちゃいまして;
 前はそこまでよく知らなかったんですけど。ほんの興味から門前の小僧になりつつあります)
CGの合成手順とかも面白かったです。絵コンテと突き合わせての対艦戦闘映像の対比とか。
なんでも割と面白く見れる人間で良かったです(笑)
キャストさん達が出てた部分では、もうかっちが可愛すぎて仕方なかったです。
インタビュー、何回『やっぱり』って言ってるの。思わず数えちゃったよ(笑)
ぎこちないんですが一生懸命思ってる事伝えようとしてたのが微笑ましかったです。
真田さんとか、寺尾さん、中井さんのコメントに関しては、「流石お歴々の…」って感じでした。
佐藤さん? 彼はなんか茶目っ気漂ってますよね(笑)
前の三人に比べるとちょっと軽い感じで、でもそういうところが好きですよ。
チェ・ミンソは可愛かったです。
キスシーン撮影の時「きゃー」って言って恥ずかしがってたのがスゴイ年相応な感じで。可愛い。
ていうか、思いっきり『キスシーン』て書かれてたのが(笑)
おいおい、如月の酸素奪う為と違うかったんかい、と。
確かに形だけ見ればキス以外の何物でも無いものな。
かっちと菊政役の森岡君との体験入隊の映像もなかなかに良かったです。
本当にきっちりやったんですねー。相当きつかったんじゃないかな、お疲れ様です。
ロケでの中井さんと真田さんがいそかぜのセット上で談笑してる所とか、
自衛隊の方がはにかみながらカメラ映ってるのとか、皆、凄い楽しかった、というか好きでした。
映像って全く関わった事無いんで解らなかったんですけど、やっぱり、
現場の空気は舞台なんかと似てるんだな−って。
物を作ってる最中って、ある意味完成するまでの過程が楽しいんですよね。
スゴイ楽しんでこの作品を作ってたんだなーってのが画面通して伝わって来て、
それが一番嬉しかったかも知れません。
とりあえず、コレクターズ版買って良かったー。しおりはF2でした♪