今月のおおきく振りかぶって(ネタバレ含)

何。この子天才!?<田島様
またもやってくれましたよ天才田島様が。
ここまで来るといっそ清々しいものがありますね!
やっと捉えたシンカーは、遠心力利用してバットをずらしてヒッティングって……。
おめぇさんは一体どこまで進化する気かと。
もう彼を様付け無しでは呼べない感じです。
明らかな天才オーラにたじたじです。(……ギャグでは無いよ。自分で書いててあれっとは思ったけど)
一応9回表乗り切った部分だけ見て言えば、やっぱり若干御都合主義かなと思わない部分も
ないではないのですが、まぁそこはそれ。漫画だしね。
それに今までにちゃんと泉の足は早いとか伏線は張られていた訳だし、
阿部もすっころんでまでいるわけだし(なんか阿部って割と運動出来そうな気がします)あの出塁も、ね。
しかし桐青の監督の「9番が必死で走りやがって」とか、阿部の「ンだよ、ムキになっちゃって」とか。
自分が相手だったとしたら同じ事言ってただろうに、ってことをぶつくさ言ってるのが笑えます。
阿部と割と似てるのかも知れない。
和さんはとても良いキャッチャーなのだろうけど、阿部程の頭脳派っぽくは描かれてませんよね。
阿部は阿部で、まだ一年生らしい読みの甘さもちゃんとありますが、
それでも和さんとは明らかに違うタイプのキャッチャー。
こういう対比は結構面白いですね。
あと上がり性の栄口君が巣山君を思わず呼び止めて、手を握った部分とか好きですね、こういう描写。
あれだけ雨が降りしきってたら、私なんかの冷え性ならとっくに体温無くなってそうですが(笑)
彼等は少年だし、多分体温高いから、まだ温もりを感じ取れるくらいには残ってるんでしょうね。
やっぱり人の温もりって安心するし、手をぎゅっと握ってもらうと気合入りますよね。
巣山君の決め球にシンカーを持って来て、それを今回殆どまともなヒッティングしてない田島君(←あれ)
に打たせる演出とかは憎いなぁ。
彼は何かに照準をあわせるような目の動きだけで「あ、何かやってくれる」って感じですよね。
うしゃー!て腕を振り上げた時の嬉しそうな顔ったら。
ああ、ホントもう気持ちの良い漫画だコト。見てて、和まされます。
盛り上がる西浦ベンチのみんなの反応とかもね、それぞれに面白い反応してて(笑)
性格表れてますよね。右端で喜びに打ち震えてるモモカンが堪りません(爆笑)
で、そんな中、それでも気合入れ直して、笑顔を作れる桐青バッテリー。
やっぱりこれは詰み重ねだろうなぁ。一年坊じゃこうは冷静になれないと思います。
というわけで三橋と阿部。三橋が恐ろしくプレッシャーを感じています。
彼にとって、こういう重圧は初めてなんだろうなぁ。
前にモモカンが言ってた通り「出たら負ける試合」ではないのですから。
阿部が上手く機転利かしてやれると良いんですが、出来なくて負けても、それをきっかけに
「こんなんじゃだめだ」って、改めてバッテリー間の信頼性についてとかお互いの事について、
考えるようになってくれるのならそれだけでも充分得るものはあるよなぁと思います。
や、ホントにもうどっちが勝っても嬉しいし、悲しくなると思いますよ。
桐青好きになり過ぎました。