おおきく振りかぶって(5)

おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(5) (アフタヌーンKC)

相変わらず面白いと思います。今回の表紙、今までで一番好きですね。構図とか。
すごいやんちゃ坊主達って感じがしていいなー。
高校生男子って言動とか結構子供ですよねぇ。
見た目だけおおきくなってるあのアンバランスさが好きだ。ってこれは萌えですか。
桐青戦はもう一年以上続いてるのかな? でも長く描き過ぎと言うイメージは特にないですね。
ただ、一戦でこれだとこの先どうなることやら、って感じがしないでもないですけどね(苦笑)
この巻通してみると、桐青サイドにかなり心が傾きます。
西浦も好きなんだけど、まだ一年なんだもの。
まだ先があるって思えるんですけど、和さん好きだからつい、和さんには良い思い出残して欲しいな、と。
うん、そんな悠長に構えてられないのは解ります。
一年時から頑張らなきゃ来年だって再来年だって無理でしょう。
でも、切羽詰まり具合って、やっぱり違うと思うの。
だから、そういう部分で出来れば桐青に勝って欲しい。
西浦よりも『後がない』人達が居る、桐青の粘りを見せて欲しいなーと思いました。
毎月月刊で追いかけてもの凄く楽しませてもらってるんですけど、一冊になると流石に凝縮されてますね。
月刊を意識した話の書き方だと思いますが、けれど今この話がせせこましくなく、好き勝手やれるのは
やっぱりアフタヌーンあっての事かなと思います。
多分他誌だと、展開に『巻き』が入ったんじゃないかな、と思います。
今目一杯書いてそれでも書き足りてない部分がある、というひぐちさんですが、
多分他誌じゃこうはいかなかったと思うんですよ。特に、売れだすまでは。
アフタの良くも悪くものんびりした感じの気質がハマったんだろうなぁ。
土台が受け止めてくれないと、好きなものだって描けませんものね。
で、私は又、そういう土台の上で好きなもののびのびと書いてるひぐちさんのお話が好きです。
作者御本人が好きで描いてるってのは、すごくいいと思う。
好きっていっても、親ばか的な自分の作品好き好きってのじゃなく、その作品の題材となるべきもの?
ひぐちさんの高校野球が好きだー!って気持ちが凄いストレートに伝わって来るのが気持ち良いですね。
ああ、準さん恰好ええなぁ(何だ、その締め)