鋼の錬金術師(12)
鋼の錬金術師(12) 初回限定特装版 (SEコミックスプレミアム)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2005/11
- メディア: コミック
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おおお、可愛い女の子が傷付いてるのを見るのは堪え難いです(男なら良いのか)
とまぁそれは置いといて。相変わらずものすごいテンポの良さですね。
荒川さんて、最高の漫画描きというより、最高のエンターテイナーという感じがします。
どんな緊迫した画面にもどこかしらほっとした描写を入れてくれるし、笑いも忘れない。
人を楽しませる、という感覚が人一倍長けていると思います。
特に今回は特装版が四コマですよ!? こういうのって一番嬉しいですよね。
好きだったのはニーナネタ(猫耳は反則ですヨ)とおかん最強と未成年の飲酒喫煙禁止。
いや全部好きなんですけど、その3本が特にお気に入り。
表紙にも無闇に気合が入っているのがいい。墨汁持ってる猫とか日めくり破ってる猫とか。
本巻の方ではうそ次巻予告とエドのイメトレの最後のコマのアルに爆笑。
タイトルの「やめてよ……」ってのがまた(笑)
さて、本編に戻って、リンとブラッドレイの対峙シーンは好きですね。
リンがいいなぁ。凄く好きになってる。あとランファンも。こういう主従は好きです。
ロイとリザもそうだし。あんまりベタつかないくらいで丁度いい感じ。
あとはウィンリィに撃つなと説得するエドのシーン。
赤ん坊を取り上げたエピソードとか、こういうところで生きて来るのが好きだなぁ。
腕を切り落としたランファンはねーもうなんつーか凄いよ、この娘。
あの気丈な台詞と言いね、荒川さんの書く女の子達は威勢が良くて大好きです。
威勢が良いっていうと若干語弊が有るかも知れませんが、女の子が元気で活気が有ると、
物語ってピシッと引き締まる気がするんですよね。
男と女ってまったく別種の生き物と考えていいから、男だけ空気を上手く掻き乱す要素だと思うんです。
恋愛要素とかそういうの全く抜きにしてね。
あ、でもウィンリィのああいう感情描写は好きですけどね。
読者に想像させる感じでの恋愛感情描写も良いと思います。
これ、恋愛メインの話じゃないし、アレぐらいの方がいい、というのもあるし、
妙にベタベタした描写は、多分ウィンリィというキャラクター自体に似合わないだろうなとも。
ハボックの嬉しい後日宣戦復帰宣言も見られてお腹いっぱい。
この漫画は本当に他の漫画と一緒に読むには勿体無いです。
これ一冊で1日充実気分味わえますよね(笑)