明日晴れても ―毎日晴天!〈10〉
- 作者: 菅野彰,二宮悦巳
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/12/19
- メディア: 文庫
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だいぶ前に読んだので記憶薄れつつ有りますが、結構面白かったです。
今回はウオタツこと魚屋のたっちゃんのお話。
作者本人も仰ってたけど、記念すべき10作目で番外編て……(笑)
相変わらず毒のないたっちゃんですが、今回は冒頭結構苛々させられました。
ていうかまだまともに彼女出来てなかったんかい!と。
番外とは言いつつ一冊形になって出てくるっちゅーことは真弓がらみとは別で、
とうとう彼もふぉもの道に……と思っていたら、今回も踏みとどまった(笑)
うーん、結末は置いておくとして、割とたっちゃんの立ち位置が好きですね。
今一歩踏み込めない男、とでも言っておこう。
でも踏み込まなくていいような気もします。
たっちゃんは女の子とくっついて自分のDNA残してくれたまえ。
実家のためにも。
んで、晴と昂。
多分ワタクシめの過去のこのシリーズ感想読んでたら分かるかもしれませんが、
私晴みたいなタイプは苦手です。昂の方がまだ、いい。
この二人のでこぼこのいびつな感じは好きだけれども、単体ではきっと好きになれません。
限りなく後ろ向きな晴なんかは、絶対背中蹴り飛ばしたくなるタイプだと思います。
思慮深いのかも知れないけど、だったら未練たらたらの部分を見せるなと言いたいのよ。
たっちゃんて主人公向きじゃないけど、人間半人前過ぎな二人抱えて、
唯一まともに話を纏めようとしていたのでやっぱり好感度高いです。
最後にはホントいい彼女見つけてくれ!と思ったものです。
でも今回の件で、もう真弓の幻影に惑わされることはなくなりそうな感じですね。
彼も一歩前に進めるかな?