デス種40話について追記

本当は26日に書いてるんですけど、考えたのが24日だったのでこっちに。
ええと、ユウナの
「そんな事言って、また負けたらお前の責任だからな!」
という台詞。
大分前にトダカさんに「お得意のゲームとは違います!」と怒鳴られていましたが、
典型的なお坊ちゃまの象徴としてああいう台詞を言わせたのだろうなと思っていました。
今回の上記の台詞は、これを補強する形での台詞ですよね。
敗北=ゲームオーバーくらいにしか感じてないんですね、彼は。
もしかしたら負けが死に繋がるかも知れない事すら考えていない。
責任を他人に転嫁してもどうにもならない事など全く分かっていない。
自分の背負っているものの大きさというものも実感していない。
彼があそこまで愚かなのは、『やり直しがきく』という甘えがどこかにあるからなのでしょう。
始めの頃割と理性的な対応をしていたかと思いましたが、それは別に熟考を重ねた上での答えではなく、
その時多分こういう風にすれば良いんだろうというような直感的対応だったのかも知れません。
それがたまたまウナトの意見と一致していただけ、と考えるのが良いのかと。
ものすごい穿った見方ですが、少し前新聞で頓に見かけた『ゲーム脳』等の記事を思い出しました。
死人は生き返ると信じている子供が何割、とかいう円グラフがありましたね。
ゲームと現実の区別が付かない子供が増えているとかなんとか。
ユウナの態度は今回の話を見る限りとても幼稚です。
知識は『それなり』程度には持ち合わせているようですが、精神的にはとても小さな子供のようです。
特に国防本部の人間達に睨まれた後の対応はまるで子供の癇癪です。
(しかし私が思うに、周りの大人達もかなり幼稚な対応だと思います。というか反応が一様過ぎると言うべきか。皆、あからさまに嫌な顔をしていましたが、今まさに国土を侵されようとしている瞬間に、「やれやれ…」って顔をしている場合でしょうか。あそこに居る人間達にしたって、妙に危機感がない気がします。もっと焦ってる人がいたって良さそうなものなのに。)
本当に彼をカガリの当て馬にするつもりだったのならば、
もう少しキャラクターをどうにかすべきだったのでは、と本当に思います。
カガリ自身の価値が落ちるのは勿論、それ以上にこれが国の代表としてまかり通ってしまうデス種世界は、
もはやどんな展開になっても納得せざるを得ません。
この代表を受け入れてしまう国民。というか無関心なのでしょうか。
だとしたら、それもまた遺憾ながら今の日本国民を象徴しているような気もします。
程度の善し悪しはあっても、同じようなもんです。
デス種世界を笑う事が出来ないってのは、相当恥ずかしい事じゃないかと思いました。
もっともっと政治の事を良く知らなきゃいかんよなぁ。
こんな意見書くからには少なくとももっと自分も勉強せねばと。


いつもながら纏まりなくてスミマセン。
書いてる内に書きたい事が移行してしまいました。