トッキュー!!7巻感想・改(ネタバレ含)



そういえば結局、見比べだけをやって、感想を書いて無かったな、と思いまして。
全体的に見て、いまいち盛り上がりに欠ける部分はあるんですが、こうやって一巻通して見ると決してテンポは悪くは無いんだな、と思いました。
星野の回の兵悟の修正は重要でしたね。汗水たらして散々逡巡した挙句「信じてます」って言われても、多分誰も信じない(笑)
嶋本が完全バックアップに回ってて、一番男前です。ひよこ達をしごく為の罵声やなんか以外は、殆ど黙して語らず。自分の立場と言うものを良く理解してらっしゃる。9苛めて1褒めるぐらいのほうが、多分今の兵悟達にはいいんでしょう。
私が思うに、嶋本も星野に救急救命士の道もあると示唆する事を考えたのではないかと思っています。ただ役割的に自分が言うべきじゃないと思っただけで。
シマは、実際は心根の優しい人なので、見てて色々しんどいよなぁと思います。彼は根っから厳しいタイプというのではなく、必要な事の為には心を鬼に出来る人なんじゃないかな。訓練開始当初の方の罵声混じりの『しごき』は、実は自分も過去に似たような状況に晒されてるので良く解るのですが、甘い根性を叩き直すには、根本から鼻へし曲げられなきゃ駄目なんですよ。そりゃもうね、ポッキリと根元から折れちゃうくらい。だからあんなもんでいいんです、むしろ優しいぐらいでしょ。実力無いって事を事実として突き付けてるのが殆どなんですものね。まぁひよこ達は逆恨みしてましたが(笑)こういうのって後で気付くんだよな。
星野編はやっぱり星野のあまりの扱いの酷さが気になります。カッとなってバールで窓ガラスを叩き割るって……もうレスキュー云々以前の問題のような。失礼かも知れないけど、まだ自分の方が冷静に対応出来ると思います。あれじゃ人命救助は無理だよなぁ、下手すると自ら死人を出しちゃうよ。
そうなる前に除隊させられたのだから、まぁある意味幸運だったのかな。(本人にとっちゃ悲運以外の何物でもないだろうけど)
ここで真田が救急救命士になれと諭す場面、本誌登場時、ものすごい引きました。
ヤラセというか、こうしたら泣けるだろ的な演出の意図が感じられて、こんな真田は嫌だと激しく落ち込みました。
今は、少し違う見方(というか脳内補完)も出来る様になったのでそこまで酷い感想でもないんですけど、それでもやっぱり違和感を感じる場面です。
そういえばここの回想真田。「憧れだけでレスキューできるか!!」から「憧れでレスキューできるか!!」に修正されてましたが。
う〜ん、残・念☆ 「憧れでレスキュー『が』できるか!!」なんだな、元の台詞は。
ニアミスなんだろうけど、修正してまた間違いとは(笑)
そういえば大羽のカット『聖積桜ヶ丘』じゃなく『聖蹟桜ヶ丘』なんですってね。なんか字違うような気はしてたんですが。ていうか嶋の『復筋』てのも。何げに久保ミツさん、漢字間違い多いよな…。
あ、ちなみに聖蹟桜ヶ丘は確か『耳すま』の舞台となった町ですよ。
先日はちゃんと書きませんでしたがシャツの絵、日テレのあのキャラクターもジブリというか宮崎駿氏の絵なんです。私も大羽に負けないぐらいジブリオタですよ(笑)
というか、これを踏まえると出て来た当初の『ホビット』発言が頷ける気がします。
専らファンタジー系好きなんだな、大羽って。てことはきっと大羽は「軍曹はかくれんぼが得意」とか勝手に思い込んでいるに違いない(笑)
佐藤のあのカットは普通に笑いました。
まぁそれでも私の心を捉えたのは言う迄もなく真田とその真後ろに居たロープ登り人形ですが。
ところで『ましま』の皆さんと合同訓練をした時の回ですが。


嶋本が逆立ちしたらヤバいと思ったんですがダメですか?
それ発禁もの!!とか思った自分、阿呆ですか?
でも見てみたい! きっと悶絶する程可愛い!!とか思ってイイですよね?イイよね?いいな!いい!
オォォオオオオオオルオッッッッケエエエエエエエエエエエイ!ヽ(゜∀゜)ノ
というわけでkachiraは激しく逆立ち嶋本を推奨致します。


人間失格してても、いい。




あれ、これ7巻の感想か?