フラワー・オブ・ライフ



よしながふみさんの漫画です。よしながさんで有名なのはやっぱり西洋骨董〜なのかしら?
でもぶっちゃけワタクシこの漫画が一番好きです。いや、好きになりました。


きっかけはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/snow446/20050525#p1
だったのですが、感想を読んだ瞬間に何かが身体の中を突き抜け、買わねば!という衝動だけが激しく燃え上がり、気付いたら書店に居ました。無駄にパッショネイトだな。
1巻買ってから電車の中で読んで、腹筋の増強に余念がない赤面症の人になり、電車を降りたら即行二巻を買いに走り。
家に帰ってから今度は人目を憚る事無く爆笑致しました。
お話は元白血病患者の主人公が転校して来る所から始まる、高校生活を描いたものなのですが。
ですが。
なんだろう、スクールライフというのとは若干もとい物凄く離れた趣向のような気がしてなりません。
というかある一部…もとい一人のキャラクターのお陰でオタク度が妙に高いです。
その1キャラクター真島様の素晴らしいゴーイングマイウェイっぷりには後光が差して見えます。
腐った外道な末期のオタク(しかし外見はすこぶる良い)なのに、その行動の余りの突っ走りぶりに寧ろ崇めたくなるのはきっと私や上記エントリ筆者様だけではない筈。
一巻から彼の突き抜けっぷりは常軌を逸していましたが、二巻のはもう神? というレベル。
バラの花を背景に背負いながら微笑んでいるのに、擬音書き文字が『ニヤ〜』って人初めて見ました。
麗しさの中に黒さ。台詞も寧ろ禍々しい。
そして彼の求めた『プライスレスな贈り物』。
これは私が女だからイマイチピンとこないのですが、これは男性には大いに共感出来るものらしい、です。
だとしたら男ってバカで可愛い生き物だな、全く(笑)
そんな真島様の、私にとって最も心を打ち抜かれたコトバ。


「『失くした萌えには新しい萌えを』だ」


凄いよ真島様。
原作の展開に萎えた全ての同人者にこの言葉を贈りたいよ。
しかし現実の恋愛に使うのはどうかと。
自分の萌え属性に近い女の子を見て「コスプレをさせたい」と思う生粋の真島様に息も絶え絶えです。
でも、確かにこの真島というキャラは男オタにこそウケの良いキャラクターかも知れない。
兎に角面白いです。
話もちゃんと面白いのに真島様が凄過ぎて、それしか話題に出来ません。
真島様の今後の活躍も乞う御期待です。


とりあえず『げんしけん』系が好きな人はいっとくべきかと。