エマ(2話・ネタバレ含)



一回目見逃していたんですが、想像していたよりもずっとクオリティ高かったです。
映像もそうだったんだけど、話が。
今回2話目にして早速オリジナル話だったんですけど、こりゃ上手いわ。


(以下ストーリーネタバレ)


ウィリアムがエマにプレゼントする日傘を「こういうのを貰うと女性は嬉しいのですか?」とエレノアに訊ね、それを彼女の眼前で購入。
しかもそれをヴィヴィーがエレノアに贈るものだと勘違いして声を上げてしまいます。
エレノアも当然勘違いしていたので「そんなつもりじゃ……」と言うのですが、そこにウィリアムの「何言ってるんだ?」という本当にそんなつもりはなかった言葉が重なり、エレノアは思わず小さくなってしまいます。
いくらなんでもエレノアが可哀想過ぎだろ−!と思ったら、ちゃんと救いがありました。
結局ウィリアムはエマにその傘を受け取って貰えず(前回のハンカチで充分。こんな高価なものを贈ってもらう訳にはいかない、との事。確かにエマの服って地味だし、バラ模様のピンクの日傘はキツいよなぁ・笑)、彼はそれをいつも世話になっているメイドの一人に贈るのです。
そしてたまたま馬車に乗っている際にウィリアムが買った日傘を目撃するエレノア。
通り過ぎる際にその傘を差した女性を注視してみると、初老の女性でした。
馬車に同乗していたエレノア付きのメイドがぽつりと「あれは確かジョーンズ家の……」と漏らし、エレノアは安心したように小さな笑いを零すのでした、と。


上手い。上手いよ。原作の世界観壊してないよ。
ただ坊っちゃまだけは「このニブちん!」と罵倒してやりたいですが(笑)
でも原作の彼も相当女心に疎いですものね。仕方ないか。
初めにこの初老のメイドにいつも迷惑を掛けている描写もあったし、上手く繋いでますよね。
何より後味悪くないのがいいです。エレノアが笑ってくれて良かった。
あんな恥かかされたまんまじゃ可哀想だし、何よりあれじゃウィリアムへの恋(愛と呼ぶにはまだ早い)が育たないですもの(笑)
自分が勘違いした事の恥ずかしさよりも、それを別の女性に贈ったのだと言う事実にショックを感じていたエレノア、可愛いかったです。
あとジョーカー的にコリンが可愛かった……。
私ショタ属性ないのに。原作では、ああなんか可愛い小動物がいるなぁくらいだったのに。
ウィリアムに声を掛けてもらって頬を染めるコリンにはなんか萌えに近いものを感じてしまいました(笑)
流石ショタキラーだな、コリン(五巻後書きより)
ていうかアニメスタッフ狙ってたらどうしよう……ど う し よ う … … ! (笑)
いや、きっとスタッフにも一人はコリン萌えがいるに違いない。
コリンを可愛く描く事に心血を注ぐ人が一人くらいいたっておかしくないハズ。
しかし、作画で頑張るならエレノアをもちょっと頑張ってくれ!
今週、時々狐みたいになってて悲しかったです。ぐすん。
声は可愛かった。エマもエレノアも、女の子軍勢は大方マル。
ウィリアムは思ってたよりも低くてアーサーは変声期前?みたいな思ってたよりも高い声でした。
でもまぁ違和感と言う程ではなかったので。
OPの音楽、どっかで聞いたな−と思ったら、多分十二国記の曲書いてた人ですよね。
エマの音楽全般担当してるのかなぁ。(OPの曲書いてる事しか確認せず)
チェックして良いなーと思える仕上がりだったので、次回からはちゃんと見ます。