ルードヴィッヒ革命(3)

ルードヴィッヒ革命 第3巻 (花とゆめCOMICS)

ルードヴィッヒ革命 第3巻 (花とゆめCOMICS)

なんというか凄い終わり方をしました。
これは由貴香織里さん作品の中ではかなり好きな部類ですねー。
カインシリーズの毒を併せ持ちながら、天禁辺りで取り入れられる様になったもっとライトなニヒリズムとか笑いとかが見える様になりました。
アクが強いのは相変わらずなんですが、それでも読ませる漫画としての能力はカインシリーズよりも天禁よりも上だったなぁという感じ。
というか最終巻はルードヴィッヒの事を「ルーさん」呼ばわりするルー母が全てを持っていった感じがあります(笑)
久し振りに凄い母キャラを見た……。
あと母専属武器商人のおばーちゃんがさ……さりげなく再登場っしてるの見た時は噴きましたよ、もう。
アダルトで請け負い殺し屋な赤頭巾とか、同じく殺人もやってこなす便利屋のようなヘンゼル・グレーテル兄妹も、その他諸々全ての登場人物が良い意味で濃いキャラクターだったのですが、その役割分担が非常に明確で、絵自体はそれほど描き分けというのをしていないタイプにも関わらず皆ちゃんと違うキャラとして成り立っていて素晴らしい。
私は最終巻後書きのルーさんと絡むアイツの絵で良い意味で最後に陥落させられました。
義理兄弟……ショタ……。しかも女装好きのショタ……。ルーさん大好き……(悶々)