ルードヴィッヒ革命(1)
- 作者: 由貴香織里
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2004/06/18
- メディア: コミック
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イイヨイイヨーこれすげー面白いっス。
天使禁猟区を途中で投げ出し、ゴッチャ(ゴッドチャイルド)は2巻まで買って飽き、妖精標本は手にさえ取らなかった私の心をがっちり射止めましたよ。
(ちなみにかなり昔のカインシリーズが好きでした。少年の孵化する音とか。砂礫王国もらぶい。)
お話はえーと説明するの面倒なので2巻のあらすじをそのまんま引用させていただきます。
昔々ある国に「ルードヴィッヒ」という王子さまがいました。
王子は大変美しく一昔前の「坼ぃじゅある系」をほうふつとさせましたが気位が高く大変女好きでした。
困った濃ゆい顔の王さまは「ちゃんとした読めとなる姫君を連れて帰るまでは帰ってくるな」と王子を追い出したのです。
旅の最中、いろんな姫と会いますが、この王子とバチコーンとくる少女はそうそういません。
王子を憎む殺し屋の「赤ずきん」やへんたいの魔女ドロテアから逃れ、今回もルーイ王子とお付きのヴィルヘルムの旅は続きます。
っちゅーことで、ヴィジュアル系巨乳好き王子の童話美少女千人切りの旅です(違う)
いやいやでもいい具合にハジけまくってますよ、この話。
色々なネタも仕込んでありますし、普通に「本当は残酷なグリム童話」とか読むより絶対笑えます。
この人は残酷な童話系描かせるとホントたまらん魅力がありましたが、更にユーモアも加わって最強な感じになりましたね。
王子も自分の欲望に忠実まっしぐらでいい感じです。
一巻は白雪姫、赤頭巾、荊姫、青髭です。どれもいい具合に歪んでおります。
ブラックなフェアリーテイルですが、普通のギャグ的要素も多いので、割と楽しめるんじゃないかと。
ていうか私が好きです。こういうノリはたまらん。