Yahoo!の時かけレビュー

id:an-co:20060802
こちらでも書かれていましたが、少し前まで本当に「時をかける少女」は5点満点連発でした。
でも、私が気になったのは5点満点が多いことよりも、
酷評してる人のレビューの、いわゆる「お役立ち度」が、異様に低くなってる事でした。
正直ちょっと気持ち悪いと思いました。
そのコメントの周辺に、時かけを素直に褒めた素敵なコメントがあったりするのに、
それよりも評価者の数が遥かに多いんですね。
で、当たり前のように「役に立つ」の割合が極端に低い訳ですよ。
なんだかアンチに対する過剰反応にしか見えないんです。
こういうのって本当にいたちごっこで無意味なんじゃないかと思うんですが。
まぁ、見もせずに散々に貶してる人は確かにどうしようもないというか、愚の骨頂だし
とにかく敵意をむき出しにしたいだけなんだろうなーとは思うんですけど、
なんで放置しておくことが出来ないんでしょう。
更に点が低くてもちゃんと正当な理由が書いてあるレビューに似たような現象が起こっていると
ちょっとげんなりしますね。
見た上でやっぱり気に入らないって意見が出るのは当然の事ですし、
それを他人が間違ってるっていうのはどうかと。
ていうかそもそもヤフーが「役に立ったら押して下さい」だけにしときゃいいんだよね。
「いいえ」を選ぶことで「役に立たない」という、アンチに対する無言の対抗手段を与えるなんて。


あと、これはまた少し違う話になるんですが。
細田監督が以前ハウルの監督を降りたか降ろされたかの関連での事もあると思うのですが、
ゲド戦記を見に行くならこっちを」という発言が多いのはどうかなぁと思います。
だって作り手の見せたいもの、伝えたいもの、余りにも違い過ぎるでしょう?
まだ若干作品の骨組みが似たような(…といっても、あくまで異世界ファンタジーという
点が共通だという程度ですが。しかも片方は半分現代日本ですけど)ブレイブストーリー
引き合いに出す方が納得出来るというか。
見比べるのならば似通った部分がある作品の方が対比しやすいですよね。
時かけとゲドでは共通点がなさ過ぎて、むしろ『アニメーション映画』という
一点のみでしか括れないんじゃないの?という感じです。
単純に娯楽性だけを見て面白さを決めてしまうのは、
映画の見方(とか言うと偉そう…評価?)としてはやや乱暴な気がします。
ゲドより時かけの方が面白いよ!というのは確かに本人にはそうなのかも知れませんが、
例えばジェットコースターとメリーゴーランドを前にして、
ジェットコースターの方が面白いよ!といっているようなもんではないかと。
メリーゴーランドの安定した動きに和んでそれが面白いと思う人もいるし、
そもそもジェットコースターが苦手で乗れない人だっているでしょう。
アニメーションとしての出来に関しては私にはよく分からんのですが、
普通一般大衆が見る時にアニメーションとしての出来が云々というよりは、
映画としての出来が良いことの方が重要視される気がします。
んー…だからまぁ何が言いたいのかって言うと「それって余計なお世話じゃない?」て事。
何が面白いかは自分の目で見て自分で確かめるのがやっぱり最良だと思います。
ってこんな事書いてる私も「余計なお世話」に他ならない訳ですけれども。わはは。