LIMIT OF LOVE 海猿

後程詳しく書きますが、多分他の方と見てる所&感動所が『全く』違うと思われます。
思いきりオタ感想ですね(笑)いやーたまらんかったです、色々と。

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ではここから。
えーとですね、簡潔に言えば


感動しました。


環菜と大輔の愛に?
いえいえ。
大輔と吉岡のバディの絆に?
いえいえいえ。
要救助者と大輔&吉岡の間に出来た信頼感に?
いえいえいえいえ。


画面いっぱいに犇く有象無象にです。


だって、あんなに巡視船艇だの警救艇だのゴムボートだの救難ヘリだの
海上保安官だの潜水士だの特殊救難隊だの機動救難隊だの消防士だの
大集合してる画面はそうそう見れませんよ!(大興奮)
所狭しと良い体格の男共が……!! ひぃ! たまらん!! という感じでした。
オタですみません。
裸マッチョ率は下がっていましたが、それに勝るものを見せてもらいました。
濃い画面だった……。
そういえば消防船艇がいなかったような気がするのは気の所為でしょうか。
まぁあれで放水開始した日にゃ沈没早まったとは思いますが。
お話の方は乗客600人余りを乗せた大型客船の座礁、沈没。そこからの脱出が主。
恋愛色はあるものの、前回より段違いにシーン数は少なく90%強を海難救助の描写に充てています。
物語中の環菜と大輔のやりとりは、「おいおいこんな非常時に」と思う部分もあるけど、
もう死ぬかもしれないっていう状況下で、自分を、相手を安心させるために(心を落ち着けるために)
話すというならその描写もまぁ意味はあるかな、と。
これはネタバレにならないと思うから書きますが良かったなと思ったのは、最後に残った要救助者が環菜でなかった事。
仮にも海上保安官の婚約者が恋人が気になってもたもたしてたら取り残されました、じゃどうしようもない。
釣り橋効果的なもの狙って、環菜と大輔残してたら多分それだけで駄作認定していたかも(笑)

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おおまかにはタイタニック踊る大捜査線をミックスした感じ?
海難シーンの迫力とちょこっと恋愛描写がタイタニックで、
現場と上層部のあっついやりとりとか、こう大勢の警官……の代りの海上保安官
画面上をばたばたと走り回る様とかは踊る〜?みたいな。
でも海猿はなんというか、主人公が過剰に『立って』いなくて、
そちらよりも周囲との関係性の方が大事に描かれている気がします。
大輔一人のいいトコ取り、って感じじゃないのが良かったかも。
もしかして私の中で大輔の存在が大きくないが故の感想かも知れませんが。
緊迫感のあるシーンはなかなかに良い感じでした。
まぁちょくちょくCGもろバレなシーンもあるにはありましたが目を瞑れる範囲。
そういえば演技で躓く人が居なかったのは好感度高いですね。
最近は映画でも時々ひっどいのがいるからなぁ。
2時間ちょい見てて特にそういう基本的な所で躓かなかったのは大きいですね。
曲とか特殊効果とかでも特に違和感を感じる事無かったですかね。
流石にフェリーが沈んでくシーンは……でしたが、あれは仕方ない。
役者陣は時任時任時任時任時任時任!!みたいな感じで。
時任三郎さんガン見。下川隊長(*´Д`)ハァハァばっかりでした。
あ、あと石黒賢さんでもちょっと(;´Д`)ハァハァした。
下川さんは警備救難部救難課の専門官さんとやらになってましたが、
そっちの制服も良いね!
なんだろうこの注目度の違い。前線で頑張ってるの大輔や吉岡なのにね(笑)
前回の映画も劇場で見てテレビドラマも見て、足掛三年近く見てる計算になるので、
それなりに感慨深さはありました。
大輔のサムい台詞を環菜がマネしちゃったのだけはアイテテテ(笑)でしたけど。


こっからがっつりネタバレ感想です↓


















やっぱりちょっと蛇足だったかな、と思うのは環菜と大輔に関するシーン。
携帯に連絡が入ってのスピーカー通しての二人のノロケは流石にちょっとキツかった。
もう少し尺が短かったら文句は無かったんですけど、
他の二人の体力回復を待つ間だけと言うには長過ぎる気が。
だって、大輔達の身の安全も勿論ですけど、彼等が早く脱出出来れば、
その分吉岡の救出も早くなるはずなのに……。
あのシーンではどうもそこら辺忘却の彼方じゃ無いのか?という感じが。
ていうか、本部にいる人間が誰一人として「そんな事はあとでやれ!」と
言い出さない事に違和感。
何。海上保安官は皆ロマンチストなの?(笑)
後でからかうには格好のネタですけどそういう状況じゃ無いでしょうって。
とりあえず邪魔するというのではなく、さりげなく話を打切らせるとか、
そういう対処取らずに全員が大輔のこっぱずかしいプロポーズにじぃっと
耳を傾けているのかと思うとそれが一番納得いかん!!
あのシーンの間尺さえなんとかしてくれたら最高に良かったのに!!
(環菜と大輔の会話自体が不要だとは思いません。上記の通り、大輔自身の
 精神を安定させる為かも知れませんしね。体力はもうかなりヤバい所に来てた
 のであとは気力無きゃ脱出なんて出来そうに無かったですし)
最後、なんとか水の無い場所を見つけて二人を庇っていたシーンですが、
あれも若干の都合よさを感じました。
でも、ま、いいかなという気も。後味悪い都合の良さじゃ無いし。
何よりその後に最後の要救助者、吉岡の救出っていうのがまだ控えていたので、
あそこでは少々都合良くても生きててあっさり引き上げられる方がいいです。
でないと後味悪いまま吉岡救出に突入する事になっちゃいますし。
全員生還て相当無茶な印象は受けますが、映画なんだし、逆にこういう所は、
フィクションとしての面白さを感じてもいいと思います。
星は4.5くらいかな。私の中じゃ相当高い方ですね。