さとうきび畑の唄(ネタバレ含)
- 出版社/メーカー: TBS
- 発売日: 2004/01/23
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いやー会社行くまでに目赤いの治って良かった。
お話がとてもようございました。二時間ドラマで良くここまで纏めたと思う。
一つ一つのエピソードが丁寧で、鬱陶しくならない程度の適度な長さ。
また主人公が偏る事無く、満遍なく一家を描いていたのが特に自分には好感度高かったです。
男達の、女達の、そして大人の、子供の苦悩がそれぞれの視点でちゃんと描かれてる。
ちょい前に観たバトロワ2があれで映画になっちゃうなら、こっちを映画にした方が良いと思う。
劇場公開作品だったら、難点だったあのちゃちいCGももう少し何とかなっただろうに(笑)
いや、でもキャストもすごく良かったし、一本の作品としてとてもまとまりが良かったです。
CG以外に難点と言えば、父役のさんまさんの微妙なギャグかな……。
あれ、多分脚本家の方が書いたんでしょうけど、あんまり笑えないのも結構あって。
その部分だけでも素のさんまさんに近くても良かったような気もするんですけど、
そうしたら演技が破綻しちゃってたのかな。
なんか無理して笑わせてるみたいに感じる事が何箇所かあって、
あ、やっぱり生粋の役者ではないんだなぁと思いました。
でも、勿論そこら辺りのタレントよりは彼の演技は全然違和感無かったんですけどね。
戦争もの、家族の絆を描いたものとしてはとてもいい物語だと思う。
やたらと残酷なだけにならず、ちゃんとほのぼのとした愛とか、笑いとか、人々の絆とか、
あと日本兵の酷さや米兵の優しさもちゃんと描かれていて、
お国賛美にも海外批判にもなってなくて、割と細やかな所まで丁寧だったと思います。
で、いつも通りかっちの感想ですよ。
これ、凄く良かったです。かっちのファンなら観といて損はないと思う。
というか、彼はこの映画が一番良い演技をしてるかも知れない。
真直ぐで、真直ぐすぎて少し融通の利かない次男。
真面目で、人を笑わせてばかりの父親の前であまり素直な態度はとらないけれど、
それでもすごく家族想いな子。
『少し融通の利かない真面目さ』ってのがすごくしっくり来てて、愛しくなりました。
彼が死んじゃう場面が一番泣きました。マジでキツかったです……。
かっち好きな自分ですが、目に映るのはかっちじゃなくちゃんと次男としてのあの場所にいる彼で、
その人物の方に感情移入して、また第三者的にも見て、泣きました。
昔、このドラマ、最後の10分程を観た記憶があります。もう終わる直前を観たのね。
勿体無い事した。あの当時観ていたなら、きっと私その時から彼のファンでしたよ。
kachiraは昔から俳優さんには演技でしか惚れられないので(顔は割と二の次)
ああ、すごい良かった観て良かった。かっち一人のエピソード見るだけでも価値あった。
頭を丸めていたかっちも可愛かったです。
ていうか頭の形良いのね、坊主って似合わない人はとことん似合わないのに。