YUKIKAZE 1 戦闘妖精

YUKIKAZE 1 戦闘妖精

YUKIKAZE 1 戦闘妖精

ごめんなさい、爆笑しました。
自分の想像以上に零は社会の底辺に居たらしい事が解って。
というか、思いきり犯罪者じゃないか(爆笑)
せこい犯罪は止めましょうね、零さん(ってすぐに止めていたけど)
なんというか、零は小説でも特殊戦配属前というよりは雪風に出会う前、結構散々な人生だった、
と書いてありましたが、うんうん、確かに結構悲惨ですね。
でもこの漫画版零は小説よりもアニメーションよりも人間臭い気がする。
人間が、裏切りにあって、心を閉ざしていった、という感じがします。
いや、確かに心が通い難い人種っぽくは描かれているんですけど、「解析マニュアル」でみた零とは
明らかに違う気がします。
というかこの漫画版は零やブッカーの過去の描写が多いので、そこら辺りが肝だな、と。
絵はすごい味の有る絵。綺麗と言うタイプではないけれど、時々描かれる表情にゾクリとさせられます。
ブッカーの「──お前が想う程には、雪風はお前の事を想ってない気がする」という台詞の後の、
零さんの表情とかね。ここで「思う」ではなく、「想う」が使われているのも曰くありげ。
雪風無人化される、って零に告げるページとか、コマの使い方が凄い好きです。
あと、バーガディシュ少尉と零とのささやかな交流シーンとか。
しっかしとてもじゃないけれど単独で読めた作品じゃないですね(苦笑)
これは原作もしくはアニメーションを見た人が読む漫画だと思います。
訳が解らないとかじゃなくて、多分おおよそ興味が持てないと思うので。
というのもこの漫画版、アニメ版の足りない所を補足したり、原作では見られなかった行間を
少し見せてもらう、という感じなのです。
単独で機能しているとはちょっと言い難いですね。
私的には嬉しい内容だけれども、これだけを買った人には不親切と言うよりは面白くないと思います。
あーでも零の過去が傑作だった。たまらん。