今日の機動戦士ガンダムSEED DESTINY(49話・ネタバレ含)

終わるのか……?本当に終わるの?このアニメ。
流石にアバンタイトルから巻き巻きでしたね。
実は先週結構見逃しているので話思い出すのに時間掛かったんですが。
とりあえず、先に言っておきたい事は、兄貴が不死身フラグ(笑)が立った事かなーてコトで。
あとイザークディアッカの漫才が笑え過ぎました。
なんだこの熟年夫婦みたいな会話。
詳しくは後で。
完全版感想は多分8時過ぎになります。(すみません、電話してたので9時くらいになります;)

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アスランさんはアレですね。自分のやるべき事分かった途端元気ハツラツゥ?ってなもんですね。
台詞だけ聞いててもイキイキさが違います。
腐女子ならばそれはキラさんの傍にいるからさとでもツッコんでおくべきでしょうか。
てゆーかザフトにいる時って割と「てめーで考えろ」的なとこあったと思うんですけど、
AAにいると「こうせねばならない」「こうするべきだ」って命令される感じが強いと思うんですよね。
いや、確かに議長は独断的な物言いはしてるんだけど、最後に「そうすべきだと思わないかい?」って
聞くんですよ、一応。そうすると優柔不断なアスランは悩む訳ですね。
問いかけられると本当に正しいのか迷っちゃう。
シンはとりあえず考える事が嫌いなので(ということにした)「そうですね」って言っちゃうんですけど。
でもAA側って、(トップの二人の所為で)割とYES/NOがハッキリしているから、
自分で考えなくても2択で答えが出ちゃう。
賛成か反対か。
それ考えるとやっぱりアスランもまた、自身で考える事を放棄したい人間なのかなと思いますね。
今回は結構ギリギリまで悩んでそちらに付きましたが。
でも頭の中の霧が晴れたかのような彼のスッキリっぷりはやっぱり迷ってる状態が嫌で、
「こう動け」て言われてる方が楽なんだろなーと。
まぁ元々軍人だし、上に立つ立場でも無かったですもんね。
彼は議長に駒扱いされて反発してたけど、実際は我が儘が利く立場でありながら、
それでもやっぱり『駒』でいたいんじゃないかと思いますよ。
与えられたものの中で選択するのが一番楽ですもんね。
メイリンはすっかり馴染んじゃったみたいですね。やっぱ先々週のアレかな。
キラに声掛けられて発進する時のあのアスランさんの嬉しそうな顔……。イキイキしすぎですってば。
ラクス様も天晴れなまでにイキイキです。
彼女も、歌姫やってる時より、こうやって若干威圧的に語ってる時の方がノってる気がします。
何げに指導者、支配者タイプですよね。
歌を歌ってるだけだと本当に形だけの『象徴』でしかないけど、
言葉を扱う事によって人心を自分の思う方向へ動かせるでしょ。
彼女はそれでなくともアイドルとしてかなりの人気ですからツカミはバッチリですし。
そんな(ある意味)最強歌姫に率いられキラたんとアスランはノリッノリです。
敵をサクサク、ええ、本当にサクサクと倒して行きます。こいつら二人で宇宙制覇出来んじゃないの?
そういやOP明けていきなりタカノリソング。
スタッフが「やる気ですよ」と言う事をアピールしているみたいで妙に笑えます。
そうか、気合入ってんだな。即行戦闘なんだな、と。
そして銀髪オカッパとエロスマンがキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
たまらんです、のっけからこの二人の漫才は愉快過ぎます。
カッカカッカと怒鳴るイザークをのらりくらりと躱すディアッカの台詞が面白い。
副官としては最高(に面白い)ですよね。隊長を宥めつつ、下とも上手くやってるんだろうな。
そしてまた場面変わって議長と対面するレイ&シン。
「また色々とあって」「戸惑う」って。吹いた。
すごいですよね。ここまでタイトに物事を片付けられたらいっそ清々しいですよね。
漫画だと数ページ掛かるものも小説じゃ数行で済んでしまうとか言いますがそんなもんじゃ無いよね。
よくそれだけ自分のやってる事を大した事なさげにまとめて語れるなーと。
しかも戦争になってる理由は全て相手に転嫁しちゃうのか。
「困ったものだ」って、そら確かにそうだがお前も充分困ったちゃんだ(笑)
ある側面だけを見て考えれば彼のいう事はある意味正しいけれど、
人間の持つ多様性を踏まえた上で語れる理論じゃ無いですよね。
人間がまるで同じ考え方をする訳では無いし、
正しさや正義という面でおいても主観が違えば全く異なって来る。
それが分かっていて、自分達が『全面的に正しい』というのは愚かですよ。
先に立つものにはそれぐらいの愚かさが必要だという声もあるかも知れませんが、
私は他人の意見を汲む事もできないのは単なる愚か者だと思います。
特にYESかNOかの対立した二つの選択肢しか与えないのは卑怯者です。
(すみません、ちょっと前までここの日本語変でした・苦笑)
選択肢はいつだって二つなんかじゃ無い。人が生きている数だけ選択肢は広がりを見せて良いはずです。
そういう点においては、今回の衆院選においても似た部分を感じて、
それ故にお金の無駄遣いもいい所な選挙だなーと思ったのですけどね。ってこれは話がずれたな。
というわけで別に歌姫やキラを擁護する気もありませんが、議長が正しいとも思いません。
正しいとも思わないというより、寧ろ最悪だと思いますけどね。
あんな指導者を選べる辺り、あの世界の人間達は
別に自分達の明日なんて割とどうでも良いんではないかと思います。
しかしその一方でキラ達も『世界の、人類の未来』の為なんて大層な事いわずに、
ハッキリ自分達が嫌だからと言えば良かったのに、と思うのですよね。
ラクス達もまた自分達の意見(抑圧される事のない、自由の獲得)イコール『真に正しい事』という持論を
他人に押し付けているだけですよ、あれじゃ。
「こうあらねばならない」とか「こうせねばならない」というのは厳密には他人に強いられる事ではなく、
自分の中で決める事ではないかと。
だから、「貴方達は間違っている」というのはそれこそ違うと思うんですよね。
頭ごなしに間違ってるて言わずに、相手に賛同出来ないから自分達はこうする。
そう言うだけで、戦況とか見て、選ぶ人は自分で身の振り方ぐらい選ぶでしょう。
それでも反抗されるなら所詮彼等の言葉はその程度の影響力しかないって事だし、
本人達が役割に生きる事を選んだんなら周囲への呼び掛けなんて無意味だし、
自分達の生を獲得する為だけに戦えばいいんじゃないの?
というか惑わされる方が惑わされる方なのかな。
ま、報道規制されたり色々メディア操作もあるだろうから、自分で考える事を散々放棄して来た人間達に
今更自分なりの意見が芽生えるとは思えませんけどねー。
て、不満が噴出してしまいましたね。
(↓追記プラス↑ここら辺り全般加筆修正)
なんでこんな不満噴出したのかなーと考えて、この作品内でキラとラクスが絶対的に正しいかのように
描かれてるのが嫌なのだと気付きました。
だってやってる事自体は議長と大差ないんですよ。思想に違いが有るだけで。
正しいか正しくないかの二択を他者にも押し付ける。
議長か、自分かの選択を民心に迫ってるのはラクスも一緒なんです。
「こう思う」と他人に自分の思いを告げる事と、「こうあるべきではないか」という問いかけは、
全く異なるものです。
彼女の言葉は限り無く後者に近いです。特に戦場に出てからは。
しかし戦場で、MSでそこにいる兵士達に語りかけたところで、彼女の側に付くと相手が言ったところで、
一体どうやって信用出来る事でしょう。
要は、あそこに出て来た時点で明確に味方と線引き出来る相手以外、フリーダム達の標的になってしまう
のは確実だったと言う事です。
ならばあの場でのラクスの語りかけは卑怯ではないかと思うのですよ。徹底的な『不殺』にしない限り。
ある程度は自分の言葉に耳を傾けるという自信が、彼女の中にはあったと思います。
だから尚の事、あの場面で動きを止めたMSを達磨にしたりしてるのは酷いと思ったんです。
(多分何体かは絶対殺られてる)
それで平和論者とか言われても。可笑しくて臍で茶が沸かせます。
(以上、追記終わり)
気分を入れ替えてCM。
久し振りのアズたん。CMで大笑いさせて頂きました。素敵過ぎる。今回一番素敵DE賞。
CM明け。大佐発進。ここで『嫌な予感』がしました(笑)
そして出て来た意味があるのかどうかな三連星。ホント出番無かったっすね。
来週ルナさん落とすの彼等だったりしたらどうしよう(笑)ヒロイン哀れ過ぎる。
せめてシン庇ってアスランかキラにやられるくらいの最期にしたって下さい……。
ディアッカの「瞬殺されてくる〜?」って(笑)なんだそのやる気の無さは。
好きだ。こいつの軽さとイザークムダな熱さが今は救いです。
そして「前に出るなよ! 死ぬぞ!!」って。ここ戦場なんですが(笑)
一応作戦には参加していると言う点でザフトに対する面目は保ちつつ、部下は守るって事?
確かにのこのこ出てった日にゃ、あの二機の鬼に瞬殺されるでしょうけど。
彼も変わったよなー。昔ならむしろ戦場に散れ!ぐらい言ったんじゃないの?
タリアさんはとりあえず子供守る為に戦闘意欲を燃やします。
どうでもいいが、こんな時までバンク。もういいか、どっちでも。
イザークディアッカ、そしてルナさんも出陣で完全な混戦状態。
ルナさん@迷い中にトドメの妹の声。彼女もツライ立場ですね。
シンよりかずっとしんどいと思いますよ。しかも隙を付いて攻撃されちゃうし。←これ何げに酷い。
艦長対決はうっかりでマリューさんの負け。
(と判ずるのもアレですが。同じ状況でもミネルバは避けたかもだし)
タンホイザーの発射で嫌な予感が最高潮に。と思ったらやっぱり来た色男。
同じ構図を使って記憶再生とは……なんてベタな。
これって101回目のプロポーズ(某の意味無い)と一緒ですよね。
(追記:と思ったけどそうでもない事に気付きました。一緒なのは危険呼び込んで幸と為す、くらい?)
(というか構図が似てるだけかー・笑)
「ボクはっ死にませんっっっ!!」てか。これをやって許されるのが子安クオリティ。
しかし「アークエンジェルはやらせん!!」ていつの間にそんな熱いキャラになったのアナタ。
そーゆーキャラじゃなかったよね。少なくともそこまでこの艦に思い入れ無かったよね。
あれですか、ミーア死んじゃった回辺りでやっぱりやっちゃったんですか艦長と。
下半身の結びつきてのは熱いやね。(もうもはや記憶の所為だとは思えない)
しかしよくもまぁ無傷ですね。やっぱ不死身フラグか。彼はもう死なないだろなー。
フラマリュ好きだったけど、なんか非常に複雑な気分です。手放しで喜べない。
今更また殺されたらもっと嫌ですけどね。
そして場面は変わり、わざわざ通信回線開いてまで漫才を展開するイザークディアッカ
そんなに新ネタをアスランに披露したいのか。ちょっとここら辺り抱腹絶倒でした。
その頃シンは妹の呪詛を聞いておりました。まだシスコン脱却出来ないのか。
やっぱりステラと違ってルナさんは『妹属性』じゃないからでしょうか。
そしてまた戦場。今度はキラとアスランディアッカイザークの愉快な漫才を見せつけられた後です。
よっぽどの大技じゃ無いと対抗出来ません。そこで来ました。


「ケーキ入刀です」


やられたー!!こりゃこの二人にしか出来ねぇ!!
夫婦初めての共同作業です!これにはイザークディアッカもかないません!
こんな恥ずかしい事を堂々と恥ずかしげもなく出来るのはこの二人ぐらいです。
ああ、ホント愉快な戦場だなオイ。
シンとレイの会話は深刻そうですがやっぱり言ってる事大した事無いです。
シンが単純な阿呆でなければこの物語の大部分が成り立たないというのは凄いですね。
ここまで公式でナチュラルに貶められてる主人公はあんまり見た事がありません。
んでネオジェネシス。……もちょっとヒネろうよ。
ジェネシス発射で艦隊の一部消失。
伝説と運命発進でキラ達と激突。
しかしレイの存在意義って大した事無かったなー。クルーゼと全く一緒の理由なら出て来なくて良いよ。
クルーゼの理由プラスアルファで彼なりの理由があると思ってたんですけど、
どう見ても前回の二の舞いなんですよねぇ。シン焚き付けるだけの要員て使い方はどうなのかしら。
来週本当に纏まるのかというよりやっぱり続編やるのか、という溜息を吐きたい所ですが、
それでもせめてマシな終わり方をしてくれる事に一縷の望みを抱いてみます。
前作よりも酷いってどーゆーことよ。
広げた風呂敷畳めない事もそうですが、風呂敷の中身が屑ばっかりだという点も偉大過ぎる。